『いおき家』を後にした竜一は、そのままいおき家の裏手に回り、
すぐ近くにある『伊尾木洞』に向かった。
*「伊尾木洞」の読みは、いおきどう。
あの。
初めに言っておきます。
今回、
ちょっとだけ怖いかもしれません。
普段の竜一ゼンブネタデスワールドとは、
少し感じが違うかもしれません。
怖いのが苦手な方は、見ない方がいい・・・!とは言いません。
覚悟してから、見てください。(ΦωΦ)フフフ…
まぁ、そこまでのものでは無いんですが、
一応、通常このブログでは使わない追記方式で書きますので、
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いおき家の裏にある小道を数十メートル西に行くと、すぐのところに小川がある。
その小川の上手にポッカリと口を開けているのが、伊尾木洞だ。
中には小川が流れているのだけど、右側には流れていなくて、そこを歩いて通れる。
竜一は高知県人だが、ここに来るのは初めて。
雨も降っているし、本当は入り口だけ拝見して帰ろうかと思っていたのだけど、
入り口まで来ると無性に中に入りたくなって、
暗闇に吸い込まれるようにして、中に入った。
当たり前だけど、中はとても暗い。
後ろを振り返ると、入り口から差し込んでくる光が見える。
もう自分はあの光の向こうに帰れないんじゃないか。
という恐ろしい感覚が、背筋を凍らせた。
洞窟はそんなに長くはなかった。
距離で言うと、50メートルも無かったように思う。
だけど、小川を流れる水の音が、
女の人が話しながら笑っている声に聞こえて、不気味だった。
「ペラペラペラ。ウフフ。ペラペラペラ。ウフフ・・・!」
『千と千尋の神隠し』のトンネルのようなその洞窟を、
速足で抜けたその先にあった光景を見て、
心臓がドクッと音を立てたのが、聞こえた。
あまりにも神秘的なその光景。
自分の瞳孔が開き切っているのを感じる。
『言葉を失う』というのは、正にこのことだ。
この世の見てはいけないものを見てしまった気がして、
なんにも言葉が出てこない。
千と千尋のトンネルを抜けた先にあったものは、実写版もののけ姫の世界か。
ここまで進んだところで、自分が普段着で来ていることを考え、
これ以上先に進むのは危険と判断して、断念。
立看板情報によると、伊尾木洞は大正15年には国の天然記念物に指定されていたようですね。
いろんな種類のシダが、一ヶ所に生息するのは珍しいみたいです。
そういえば、私の家の裏山にもシダがいっぱい生えているけど、
同じようなのばっか生えてて、いろんな種類がある感じではないもんね!
そして、知ってる人は知っている、謎の裸の像がいくつか点在しています。
誰が何の目的で、ここに裸の像を置いたのかは分かりませんが。
まぁとりあえず、
裸の像と一緒に面白可笑しい写真を
撮影しようではないか!!
と、思ったんですけど、
正直この時は、そんなことをしたら明日死にそうな気しかしなかったので、自重しました。
次はいつになるか分かりませんが、
今度行く時は、キチンとした格好で、靴も地下足袋を履いて来てですね、
本気装備で一番奥にあるという滝まで行こうと思います♪
(というのは建て前で、本当はもう怖いから行きたくない)
◆ 伊尾木洞(安芸市)
伊尾木洞の場所
次回は更に東、室戸市に進んで、
あーんな美味しいものを頂いちゃいますよっ!
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