元々は、うどんだけが好きだった私。
だけど最近、麺だったら何でも良くなってきた。(爆
そしてついにこの度、
開けてはいけない扉を開けてしまうのでした。
竜一、ソバ部門に進出。
ソバにだけは手を出しちゃいけないと思っていた。
ソバまで食い始めるとキリがないと思っていた。
でも、もう止められないの!
『平家の茶屋』
(香美市香北町)
ここは最初、何の店か分からなかった。
『茶屋』と書いてあるから、団子とか和菓子でも売っているのだろうと思っていたある日、
高知ローカルのテレビ番組、『サタマガ』で、
ソバ屋として紹介されているのをたまたま見かけて、
初めて、ソバ屋なのだと知った。
そしてその時、「いつかは行ってみたいな」と思ってから、数ヶ月の月日が流れていた。
ゴールデンウィーク真っ只中の、5月4日。
14時前に来たのだけど、店内は、ほぼ満員。
ひとテーブルだけ空いているというラッキーで、座れた。
メニューを見ると、
「ソバはうどんに代えることも出来る」
というようなことが書いてあった。
少し思うところがあって、
店員のお姉さんに聞いてみた。
「うどんは手打ちですか?」
「うどんは手打ちじゃないです。温かいソバだけが手打ちです」
つまり、うどんと、冷たいソバは手打ちではないということのようである。
『田舎そば』
不揃いで、手打ち感たっぷりのその麺は、とても短い。
これまでに見たことが無い麺に、心がワクワク。
口に入れると、ソバの香りがフワッと広がる。
噛むと、ホロホロと崩れて行くような麺。
「すするのでは無く、食べる」
正に、その表現がピッタリな麺だった。
『天ざるセット』
やはり田舎そばとは麺が違う。
こちらは、スタンダードなソバである。
そして、この日はエビ天が売り切れたということで、
エビ天に代わりまして、
代打、太刀魚!
太刀魚って、天ぷらでもいけるんですね。
焼いた太刀魚は食べたことがあっても、
天ぷらバージョンの太刀魚は食べたことがなかったから、興味津々。
油が強かったけど、焼いたのとはまた違って、
新たなる太刀魚の一面を見た気がしました。
『ミョウガの天ぷら』
しょーガッツと並ぶ、ガッツ野菜、みょーガッツ!(参考記事)
ここでお前に逢えるとは!
苦い・・・。
でも苦いのがいい・・・。
この苦さが理解できるようになってこそ、
マスター・ミョーガだ。
山とダム湖に挟まれた静かな場所に佇む、平家の茶屋。
素朴なソバ、攻めた天ぷら。
古と新。
古きものと新しきものの融合を感じた昼下がりでありました。
◆ 平家の茶屋
営業時間 7:00~完売まで
定休日 火曜日・第2/第4水曜日
駐車場 有
平家の茶屋の場所
カツオの漬け丼もおいしい