あれは、2008年12月のことだっただろうか。
その頃、高知のうどん店の中でも有数の人気を誇っていた
『うどんの岡崎』が、
突然の閉店。
私の家から、高知市内にある岡崎は遠いため、
営業していた頃からそんなに通っていたわけでもなかったのだけど、
いつ行っても美味しいうどんを提供してくれていた岡崎の閉店は、
当時の私の心にも、影を落としたのでありました。
それから20ヵ月が経った、
今年8月。
事件、起きる。
パソコンで何気なく見ていた、あるブログ。
モニターに映し出される、うどん画像。
「美味しそうなうどんだな~。あぁ、岡崎か~。
あそこのうどん、美味しいもんねぇ」
あまり時間が無かった竜一。
うどんの画像を一通り見ると、大して文章を読まずに、
右上の赤い×をクリックして、プラウザを閉じた。
閉じた瞬間。
電流、走る。
うぇあ゛ぇあうああ゛あ!!
言葉にならない叫び・・・!
魂の叫び・・・!
い・・いま・・・!
今、岡崎って・・・!
すぐさま、さっき見ていたページを開き直す。
プラウザが立ち上がる一瞬の時間さえも、もどかしい。
ページを見た竜一。
瞳孔、カッ開く。
再開・・・!
営業再開したって書いてある・・・!
今や記憶の彼方にしか無くなっていた、岡崎。
"あの"有名店、岡崎が、
復活・・・!
まさか・・・!
まさかこんな日が来るとは・・・!
もう永遠に食べられないと思っていた。
もう永遠に噛み締めることさえ出来ないと思っていた。
だけどずっと
愛してた・・・!
やめる時も、突然。
始める時も、突然。
突然の、岡崎営業再開の吉報に、
心の奥底から、熱いものが込み上げてくる。
その時きっと、
俺は泣いていたんだ・・・。
心で・・・泣いていたんだ・・・。
※ 前フリだけでこんだけ長くなっちゃったんで、前後編に分けます。続きは、明日の朝、更新予定~!
【後日追記】 後編を書きました。
後編はコチラ→ 『うどんの岡崎 ~後編~ 釜玉うどん & かけうどん』