2月15日。
オープン3日目だった。
青く澄んだ空に抱かれるようにして、
大津バイパス東端の丘に、その店は建っていた。
『ひなた屋』
店前に書かれた『セルフうどん』の文字に、
ワクワクとドキドキ、入り混じる。
「たも屋みたいに、麺を自分で温めて、出汁も自分で入れる方式なんだろうか・・・。
それとも、丸亀製麺みたいに、トッピングと薬味だけセルフなんだろうか・・・。
うどん打ち自体が、粉からセルフだったら、どうしよう・・・!」
店に入ると、
すぐ左手に何かあった。
コンマ5cmまで近づいてよく見てみると、
それがジュース出しまくり機であることが分かった。
来たっ・・・!
まさかの展開・・・!
うどん屋で・・・!
圧倒的っ・・・!
ドリンクバー・・・!
初めて見る、その組み合わせに、
内心驚きながらも、ポーカーフェイスは譲らない。
壁に貼られたメニューは、二種類。
『かけ』と『ぶっかけ』のみ。
量も、『大』と『小』のみ。
でも、たしか「オープンメニュー」と記されていたから、
落ち着いた頃に、増やす作戦なのかもしれない。
注目の、セルフ。
正解は、『丸亀方式』
カウンター越しに店員さんに注文すると、
全部やってくれて、薬味だけ乗せたら良い状態にして渡してくれた。
若い店員さん達の不慣れな手元が、
初々しくて、なんだか良い。
うどんを受け取って、
トッピングの天ぷら類を置いてある場所まで進行した竜一。
驚愕。
なんと・・・!
天ぷら類すべて・・・!
一個50円・・・!
安さの限界っ・・・!
ちく天などは、明らかに他店より小さく切られているけれど、
それにしても、安い。
『ぶっかけうどん・冷(大)』
普段、他のセルフ店では一種類しか取らない、
取ることが出来ない、トッピング。
(財布の中身的な意味で)
50円なのをいいことに・・・!
暴挙・・・!
二種類チョイス・・・!
圧倒的・・・贅沢っ・・・!
竜一・・・未曾有の豪遊・・・!
最初にエビ天を取って・・・!
そのあと・・・ゲソ天をトングで挟んだ時・・・!
思ったんだ・・・!
俺・・・!
今・・・すげぇこと・・・やってるって・・・!
こんな興奮・・・!
初めてTSUTAYAでエロビデオを借りた時以来だぜっ・・・!
薬味の中に、セルフうどんの薬味としては珍しい、
『柚子の皮』を見付けて、乗せてみた。
麺、クニュクニュ。
クニュ・・・!クニュ・・・!の後に、
クニュッ・・・!が来る。
普段は、あってもあまり入れない柚子酢を、
途中から入れてみた。
『こんどうのゆの酢』と聞いて・・・!
すると、さすがは、
大豊の柚子100%
ほんの僅か垂らしただけでも、
ゴギュンと酸味が効いて、脳天直撃。
うぅ・・・酸っぱい・・・!
でも・・・!酸っぱいのが・・・!
圧倒的っ・・・!
こんどうさん・・・!
『かけうどん(大)』
(フューチャリング・ちく天&イモ天)
良い色合いで透き通る出汁。
濃さ、中間セッティング。
未来に向けて、
夢膨らむ『ひなた屋』
薬味が取り辛かったり、ぶっかけ出汁がぶっかけづらかったり、
どうしても、まだ果実が若いように映る部分が、いくつかあったのだけれど、
今後、うどんはもちろん、店自体が、どう熟して行くのかが楽しみ。
ひなた屋のキャンパスは、
青く澄んだ空のように、無限に広がっている。
◆ ひなた屋(高知市大津)
営業時間/11時~15時
定休日/火曜日
営業形態/セルフ
駐車場/圧倒的広さ
(ぶっかけうどん大350円、かけうどん大350円、小は100円安)
『ひなた屋』の場所はココ!
(大津バイパスから、「ひなたタウン」という新興住宅地へ少しだけ入ったところです。
バイパス沿いにうどん旗有り)
るんるんランキング~。♪~(´ε` )
このあと、お土産を買って帰りました!
その話は、コチラっ・・・! → 『ひなた屋のお土産 前編/ばいきんまんとメイドマン』