<ぐはぁっ・・・!もうダメだ・・・!
うう・・・ううう・・・うど・・・うどん食べねぇと・・・!
干乾びそうだっ・・・!>
灼熱の大地の上で・・・!
滝のような汗を掻き・・・!
行われる・・・日々の労働・・・!
それは過酷・・・熾烈を極める労働・・・!
ドMには堪らない・・・屋外労働・・・!
<こんな暑い日は・・・!
飲めるほどにしなやかな麺・・・キンキンに冷えた出汁・・・!
ひやかけが・・・!食べてぇっ・・・!>
畑から這い出て・・・!
朦朧とした意識の中で求めて彷徨う・・・!
楽園・・・!
オアシス・・・!
高級軽自動車を駆り・・・彷徨い尽くした果て・・・!
農民は・・・ついに見付ける・・・!
安息の地をっ・・・!
<ああっ・・・あああっ・・・あった・・・!
ホントかよっ・・・こんな所にあった・・・!
うう・・・ううう・・・!ううう・・・!>
旨みのオアシスっ・・・!
『手打うどん たも屋 南国店』
平日だったか、週末だったか。
昼時のたも屋は店内の座席に余裕があっても、
駐車場がスグ一杯になるから、意図的に時間をズラして14時前ぐらいに訪れた。
店内にはそこそこの数のお客さんが居たものの、
注文カウンターには誰も並んでいなくて、0秒待ちで注文。
「ひ・・・ひひ・・・ひやひや・・・!
と・・・と・・・特大で・・・!」
「日本の夏、ひやかけの夏。」
第三弾・・・!
たも屋の陣・・・!
『ひやひや(特大)』
(お店の表記が『ひやひや』だったと記憶しているので、当ブログでもその通りに表記します)
麺・・・3玉・・・!
琵琶湖ほどの容量を誇る特大用のドンブリに・・・!
並々と注ぎ入れられた・・・キンキン・・・冷え冷えの出汁・・・!
実は、たも屋のひやひやは一年中提供されているのだけれど、
私は去年の夏以来食べていなかったため、一年ぶり。
一年ぶりのひやひや・・・!
その上で彩り放つ・・・海草・・・ワカメっ・・・!
<ワカメを乗せるなんて初めてだ・・・!
薬味コーナーに置いてあるのは知っていた・・・!
でもワカメなんて高級なものをタダで乗せるなんて気が引けた・・・!>
だから乗せなかった・・・!
でも・・・今回は乗せたっ・・・!
乗せたわっ・・・!
何故なら今日は・・・たも屋のひやひやに・・・!
一年ぶりに再会出来た・・・!
ひやひや記念日なんだものっ・・・!
今日だけ・・・今日だけ・・・!
ほんの少しの贅沢っ・・・!
相変わらず、しなやかで喉越しの良い麺。
スッキリとしたひやかけ出汁は、天ぷら類との相性が良い。
<しくじった・・・天カスも乗せりゃ良かった・・・!
ワカメに気を取られて・・・天カス・・・それに目が行かなかった・・・!
不覚・・・油断・・・ワカメが生んだ僅かな隙っ・・・!>
常日頃、天カスを乗せる習慣が無いことも手伝って、
天カスを乗せることをすっかり忘れていたのだけれど、
乗せたほうが味と食感のアクセントになって、きっとさらに美味しくなると感じた。
天カス不在・・・しかし・・・!
その攻撃力に大きな差など無い・・・!
<くうぅぅぅ・・・!
冷えた出汁に溶け亘る生姜・・・!
シャッキシャキのネギ・・・!>
圧倒的・・・!
冷涼感っ・・・!
やっぱり・・・!
日本の夏には・・・コレっ・・・!
ひやかけしかねぇっ・・・!!
昼下がりのたも屋。
向こう側のテーブルで、
小学校低学年ぐらいの小さな女の子二人を連れた、
若いお母さんが、うどんをすすっている。
<家族連れでも気軽に入れる雰囲気・・・値段・・・!
これが・・・たも屋の良さだよなぁ・・・!>
白い麺を一所懸命にすする女の子を、
お母さんが優しくも少し心配そうな表情で見守る。
私は大盃で酒を飲む優勝力士のようにドンブリを持ち上げると、
ひやかけ出汁を一滴残らず飲み干して、オアシスを後にした。
◆ 手打ちうどん たも屋 南国店
営業時間/8時~14時30分(高知のたも屋は全店朝8時からの営業になったようです)
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有
(かけ200円、ひやひや280円、ぶっかけ280円、釜たま330円、カレーうどん380円など。
大は100円増し、特大は200円増し)
『手打ちうどんたも屋南国店』の場所はココ!