『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』
日頃から、『景福宮の草刈り担当』として知られる門田氏。
彼が更新するブログ、『景福宮のスローライフ記』に先日、
衝撃的な内容の記事が更新された。
『本日より12日と、明日13日はリニューアルオープン1周年記念!!!
昼夜ともに定食1000円!!!詳しくは来てみてね♪』
<なにっ・・・なに言うてはるん・・・!
定食全部1000円っ・・・!?
しかも・・・!2日間も・・・!?>
私は割引きに弱い。
スーパーに行くと半額シールが付いた惣菜などを、
別に大して食べたいわけでもないのに、ついつい買ってしまうし、
地元タウン情報誌『ほっとこうち』発刊の「500円ランチパスポート」には嵌りに嵌った。
そんな私が『定食全部1000円』に逆らえるわけなど無いのである。
<逃しちゃダメだっ・・・!この機会・・・!
今行かないで・・・!一体いつ行くんだよ・・・!>
恋愛でもそう・・・!
好きって言える時に言っておかなくちゃダメなんだよ・・・!
<ここで行かないと・・・何が何でも攻め切らねぇと・・・!
俺の人生の八割・・・!
いや・・・九割は何だったのかということになるっ・・・!>
景福宮の定食が1000円で食べられる・・・!
<これは並大抵の機会じゃねぇ・・・!
キムチの神様が与えてくれた・・・!>
千載一遇のチャンスっ・・・!
景福宮を目指したのは、
1周年記念特別企画の初日、9月12日の夜だった。
前回、裏の読みで矢印の反対方向に行ってしまった、例の看板の前まで達す。
<もう迷わない・・・!
今度こそ・・・素直に・・・矢印通りに行くっ・・・!>
そこから僅かに進むと、見つけた。
あの三文字。
『景福宮』
(きょんぼっくん)
意外にも、矢印通りに行くとスグだった。
<いやぁ・・・!驚いた・・・!
まさか・・・こんなに近かったとはね・・・!>
立派な門。
それをくぐると眼前に広がる庭園。
<あら・・・!素敵・・・!>
行き届いた手入れ。
私も植物だらけの田舎で農業を"一応"しているから、
手入れをしても手入れをしても、
スグに伸びてくる草木の生命力に対応して、維持管理をする。
それが、いかに大変な労力を費やすことかは理解できる。
<すごいなぁ・・・!
ウチの庭も管理して欲しい・・・!>
などと他愛もないことを思いながら、200キロメートルほど。
庭の脇をテクテクと歩いて、入口に達す。
本当に、定食1000円だと書いてある。
<モンチャン・・・ホントのことを書く場合もあるんだ・・・!>
門田氏の日頃のネタ好きっぷりを鑑みて、
「定食1000円も実はネタ」
という可能性も否定できないと半信半疑だったから、心底驚いた。
いざ・・・入る・・・!
景福宮・・・本店へっ・・・!
(エピソード2へ続く・・・!)
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