前編はコチラっ・・・!
『さぬき自家製麺 浜心うどん 前編/セルフの新風』
ド級の攻め手に心揺さぶられて、
『チーズ玉子かけうどん』を注文した竜一。
どうやって拵えるんだろうと、カウンター越しに見ていると、
やはり釜玉のような釜揚げ麺ではなく、茹で置きの麺を湯煎したのち器に入れて、
生卵と絡ませ、最後に粉チーズを獰猛に振りかけていた。
そうして出来上がったチーズ玉子かけうどんを受け取って、トッピングコーナー。
ここで竜一・・・!
暴挙っ・・・!
なんと天ぷらを二個も取るという・・・!
未曾有の暴挙に打って出る・・・!
今日は奮発するでぇっ・・・!
『ゲソ天 & エビ天』
本来ならゲソ天のみにするこの局面・・・!
ゲソにプラス・・・エビ・・・エビ天っ・・・!
値段が高いトッピングの代名詞・・・!
高級なエビ天っ・・・!
150円っ・・・!
それをトングに挟んで・・・!
掴みおおす・・・!
圧倒的・・・!
豪遊っ・・・!
<二個も喰ったらバチが当たりそう・・・!>
そして・・・目の当たりにする・・・!
衝撃っ・・・!圧巻の光景をっ・・・!
『チーズ玉子かけうどん(大)』
綺麗だろ・・・。
チーズが掛かってるんだぜ・・・。
玉子とチーズ・・・!
黄に染まった丼内に横たわる浜心うどん・・・!
口に入れた途端・・・!
鼻から逆流して突き抜ける・・・!
獰猛なるチーズの香り・・・!
<うおぉぉぉ・・・すげぇ・・・今までに味わったことがない世界・・・!
小麦とチーズが熾烈な戦いを繰り広げながら喉を越してゆく・・・!>
前代未聞の感覚・・・!
衝撃的・・・チーズっ・・・!
「チーズや・・・この顔をアンパンマンに届けておくれ・・・!」
「わんわん・・・!分かったワン・・・ジャムおじさん・・・!」
アンパンマンの顔を背負ったチーズは、
短い手足で野を越え山を越え、走った。
顔を食べられて・・・!
困ったことになっている・・・!
アンパンマンの下へっ・・・!
って・・・!
そのチーズじゃねぇっ・・・!
(※ 茶番は以上です)
細めの麺。
際立った攻めの気配は感じられないけれど、
たくさんのお客さんを入れないと商売にならない、
大衆向けのセルフ店であるということを鑑みれば、これはこれで良いのだと思う。
と言うのも、あまりにも特徴的な麺にしてしまうと、
それはそれで、好き嫌いがハッキリと分かれる麺になってしまう危険があるだろうから。
ただ、『チーズ玉子かけうどん』の製法に関しては、
店員さんの感覚だけを頼りに粉チーズを降りかけているように見えたから、
そのやり方では、一振り違うだけで味が激変すると思われる粉チーズの量が、
毎回均一にならないのではないかという疑問を抱いてしまった。
本音を言うと、今回食べた『チーズ玉子かけうどん』に関しては、
粉チーズを明らかにかけ過ぎだという気がしたけれど、
浜心のメニューの攻め方は、すごく好き。
人と同じで、うどんにも『こうでなきゃいけない形』なんて無い。
夢のような人に惹かれるし、
夢のようなうどんに惹かれる。
詰まってんだ・・・!
ドンブリにっ・・・!
ありったけの夢・・・!
情熱・・・魂がっ・・・!
『かけうどん(大)』
かけは、たも屋のように自分で麺を湯煎して自分で出汁を入れる方式ではなく、
注文したらお店側が全部やってくれて、
客は受け取って薬味を乗せるだけという方式であった。
高知市の一番南でキラキラと。
輝き始めたセルフの新店。
食器をカウンターに返して店を出ると、
太平洋の潮の香りが風に乗ってやってきた。
◆ さぬき自家製麺 浜心うどん(高知市長浜)
営業時間/平日・11時~20時(19時30分オーダーストップ)
日曜祭日・11時~15時(各日とも麺切れで終了の場合有り)
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有(広い)
(メニュー)
『浜心うどん』の場所はココっ・・・!