cafe chang (カフェ・チャン) EP1/高知のタイへ

2012.04.07

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cafe chang (カフェ・チャン) EP1/高知のタイへ

2012.04.07

『EP2を読む』 『EP3を読む』


二十代の内に、しておきたかったけれど出来なかったこと。
それが『海外旅行』だ。

だが、一口に"海外旅行"と言っても、
多くの人が想像するであろう一般的なソレと、
私がしたかった海外旅行は、おそらく違っている。

私がしたかったのは、一人で、バックパックを背負って、
安宿に泊まりながら、長期間、様々な国々を旅する、そういう海外旅行だ。

けれども、私もとうとう三十である。

まだまだこれからじゃないか、
と声をかけてくれる心優しい人もいるかもしれないけれど、
この夢を思い描き始めた十代後半の頃や二十代前半の頃と、
今の自分が置かれている環境は違う。

第一に、その頃とは感性が違ってしまっていて、
旅に出たとしても、その頃に旅をするのと、いま旅をするのとでは、
感じ得るものが根本的に違うだろうということと、なにより、

守るべきものができた。

それは家族だったり、
畑だったりするけれど、一番は、自分。

自分にもしものことがあると、
いろんなことが崩壊して、終わる。

だから、そういう危険な目に遭う確率が
必然的に高まるスタイルの旅行はもう出来ないだろうし、
冒頭の記述の通り、"したい"ではなく、"したかった"。

もしもこの先、人生初の海外旅行に出掛けることがあったとしても、
その旅がバックパックを背負った旅であったとしても、
間違いなく、ハタチ前後の頃に夢見ていたような経路は辿れない。

しかし、海外・・・とりわけ東南アジアの国々に対する憧れは依然として強く、
ベトナムに行ってみたいしインドネシアにも行ってみたいし、中でも最も行きたいのは、タイ。

いろんな作家が書いているタイの紀行文によく出てくるみたいな、
東南アジア独特のゴチャゴチャとした雰囲気の夜の街の屋台で、
なにやらわからない料理を、なにやらわからないまま食べて、「なんだろうこれは!」と考える。

店主にその正体を聞いてみたいのだけれど、
日本語以外の言語は「イエス・ノー・センキュー」しか喋れない私には、
質問することさえも出来ないし、答えてくれたとしても理解できるわけがない!

でも!でも・・・!
そういうワケの分からない環境に身を委ねてみたい・・・!

そんなタイの料理が食べられる店が高知にもあると知ったのは、
つい先日のことで、何処のうどん屋に行こうかと、自宅でネット検索をしていた時のことだった。

うどん屋を検索していてタイ料理の店がHITした辺りがグーグルの神秘だが、
見た瞬間から「ココは絶対に行きたい・・・!」という衝迫に駆り立てられて、
知ったその日に行ってきた。

4月3日。
台風並みの異常な強さの風が吹いて、横殴りの雨が降る日だった。

<なんだかすごく人気がある店で、いつも満席らしいけれど・・・
こんな天気だ、きっと今日なら空いている、むしろ行くには絶好の日・・・>

出掛けには、車を運転しているとハンドルを取られるほどの暴風が吹いて、
前が見えないほどの雨が降っていたけれど、
高知市内に達する頃には雨はほぼ止み、風もいくらか勢いを無くしていた。

『ひろめ市場』の上階にある駐車場に車を停めて下に降りて、すぐに発見。

cafe chang (カフェ・チャン)

『cafe chang (カフェ・チャン)』

(EP2へ続く・・・!)
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