『釜揚げうどん遊』から向かった『うどん亭さくら』は休み・・・!
しかし・・・!当然・・・腹は張り切っておらず・・・!
大豊町から南国市方面へと南下しながら・・・竜一・・・思案・・・!
<どうする・・・さくらが休みなら・・・!
別の店でうどんを取り込んで帰らねぇと・・・!
一玉だけじゃ・・・その後の禁断症状的問題が余りにも大き過ぎる・・・!
どこかに良い店が無いものか・・・!>
だが・・・名案浮かばぬまま・・・!
南国市の道の駅近くまで南下・・・!
一旦・・・道路脇に停車して・・・!
本格的に悩む・・・!
<困った・・・どうしよう・・・!
どの店に行けばいい・・・!>
脳内うどんデータベースを検索・・・!
若干に回線状態が悪い中・・・約5分に及ぶ検索ののち・・・!
竜一・・・ついに閃く・・・!
遇機の攻め手・・・!
「そうだ・・・!
カレーうどん・・・行こう・・・!」
決めてからは早かった・・・!
『遊』の大豊アルデンテに悶絶した勢いそのままに・・・!
一気に高知市へと進出・・・!
『甘味茶寮 さくらさく。』
<ククククク・・・初めて来たが・・・実は知ってんだぜ・・・!
『甘味茶寮』とか言いながら・・・!
ホントは・・・『うどん処』だってことぐらい・・・!>
だが・・・しかし・・・!
そんな余裕の体勢は長続きしなかった・・・!
入口から店内に・・・一歩入った瞬間から・・・!
竜一を襲う・・・!
神々しき・・・!
オシャレ空間・・・!
茶系の色で纏められた空間の中で、
若い女性達やカップルが、穏やかな午後のひと時を楽しんでいる。
<あかーん・・・!
俺・・・こんな雰囲気に慣れてねぇから・・・!
なんか・・・めっちゃ緊張するっ・・・!>
無理もない・・・!
竜一が普段行く店は・・・!
むさ苦しい男衆でガチガチに固められている場合が多く・・・!
ハエ程度は普通に飛んでいて・・・!
『さくらさく』のような・・・お上品な雰囲気の店は・・・!
まぁぁぁぁぁ・・・滅多に無いのであるっ・・・!
注文を取りに来てくれた・・・男性店員さんに・・・!
"こういう雰囲気には・・・ワタクシ・・・!
日常から慣れ親しんでおりますの・・・!"
という風な表情を取り繕って・・・言い放つ・・・!
「ひ・・・ひひひ・・・!
冷やあつカレーうどん・・・!」
「食後にドリンクが付きますが・・・!」
「はっ・・・!?
ド・・・ドリンク・・・!?
あ・・・あ・・・えーと・・・ゆ・・・柚子スカッシュで・・・!」
「かしこまりました・・・!
ドリンクは食後にお持ちして宜しいでしょうか・・・?」
「う・・・ううううううう・・・!うん・・・!」
圧倒的っ・・・!
しどろもどろ・・・!
「デザートはアチラのガラスケースの中から・・・!
お好きなものをお取りください・・・!」
「あ・・・はい・・・!」
デザートとか・・・数年ぶりに聞く言葉で・・・
一瞬・・・言葉の意味が分からなかった・・・。
暫しの、待ち。
ジャズみたいなBGMが流れる雰囲気の良い店内。
隣のテーブルで、若い女性ばかり6人ほどのグループが楽しそうに談笑している。
私は物思いに耽りながら、待った。
<このBGM・・・ホントにジャズかよ・・・!
ククッ・・・!実は・・・わかんねぇ・・・!>
<まぁブログに書くときは・・・!
"ジャズみたいな"ってテキトーに書いとけばOKだろ・・・!>
「テクッ・・・テクッ・・・テクッ・・・!」
歩み寄って来た店員さんが・・・
テーブルの上に置いたそれは・・・
"あの"カレーうどんだった・・・。
人類よ・・・見るがいい・・・!
これが・・・!
カレーうどんの進化の結晶だっ・・・!
『冷やあつカレーうどん』
このカレーうどん・・・!
ただのカレーうどんにあらずっ・・・!
冷たい麺に・・・!
熱々のカレーをかけて食べるっ・・・!
革新的・・・!
カレーうどんなのであるっ・・・!
そして・・・さくらさく。・・・!
二の矢・・・三の矢・・・打ち放つ・・・!
なんと・・・!
革新的・・・!
おかず付きっ・・・!!
一般的なカレーの色よりも・・・幾分に薄い・・・!
茶色でもなく・・・肌色でもない・・・!
何とも言えない独特の色をしたカレーの中にまどろむ・・・純白の太い麺・・・!
そして・・・大きく切られた「油揚げ」・・・!
不敵な笑みを浮かべる竜一。
<フフッ・・・!思ったとおり・・・!
さくらさく。さん・・・!これ・・・!
かつて『m's factory(エムズファクトリー)』 で提供されていた・・・!>
"あの"カレーうどんですよね・・・!?
竜一・・・!
確信犯・・・!
<一年ほど前だったか・・・『m's factory』でカレーうどんを注文したら・・・!
カレーうどんはヤメたと言われたんだ・・・!
俺は直感的に"おかしい"と思った・・・!>
普通・・・看板メニューを簡単にヤメたりするものかね・・・!
<元々・・・今は無き『さわだ製麺所』で提供されていたものが・・・!
エムズに移った流れから言って・・・!
もしかしたら・・・また別の店にあのカレーうどんが渡ったのではないか・・・!>
そう考えたんだ・・・!
<そこで『m's factory』の大元を辿って調べたのさ・・・!>
そしたらもう・・・あとは楽勝だった・・・!
<『m's factory』と『さくらさく。』のカレーうどんが・・・!
九分九厘・・・おそらくはイコールで結ばれる・・・!>
そんなことには・・・もう随分前から気が付きながら・・・!
なかなか俺は『さくらさく。』に行かなかった・・・!
「そこに指せば王手です・・・!
そう言われてホイホイと誘い手に乗るほど素直じゃないんでね・・・!」
御託はさておき・・・!
竜一・・・喰らう・・・!
一度は幻と化した・・・"あの"カレーうどんを・・・!
獰猛に喰らうっ・・・!
「うおぉぉぉぉ・・・!」
歓喜・・・!感動・・・!
地の底から湧き上がる・・・大歓声っ・・・!
その太麺・・・!
『m's factory』と同一に感じるストンとした食感・・・!
カレーの味も『m's factory』で食べていたものにソックリで・・・!
クリーミーさの中にスパイシーさがあるような・・・独特の味わいを醸す・・・!
<以前より・・・トロッとした感じが薄くなったようにも思うが・・・!
その分スパイシーな感覚は強まっているし・・・!
なにより・・・一番大事な部分・・・根幹・・・本流は変わっていない・・・!>
うぅううぅうぅぅぅ・・・!
このカレー・・・!
やっぱり・・・うめぇっ・・・!
『秋満腹カレーうどん』
『一日限定10食』とメニューに記載されていて、
しかも、その時既に14時を回ろうとしていたため、
ダメ元で聞いてみたら、まだ出来ると言うので注文。
素揚げにされた野菜がふんだんに盛られた中に・・・!
沈むっ・・・!挽肉っ・・・!
それら素材の味が・・・カレーに乗り移り・・・!
冷やあつカレーとは・・・また違った味わいを魅せる・・・!
脇にはチキンがズドーンと鎮座っ・・・!
<これにドリンクとデザートが付いて680円とかっ・・・!
強烈なる爆安のフルアクション・・・!
わかんねぇ・・・安過ぎてわけがわかんねぇっ・・・!>
うどんを食べおおしたのち・・・!
向かう・・・ガラスケース・・・!
今・・ここで・・・!
俺は体感するっ・・・!
甘味茶寮の真骨頂をっ・・・!!
陳列された数あるデザートの中から・・・!
竜一の選りすぐり・・・決定打は・・・コレっっっ・・・!!
コーヒーゼリーがどうにかなっている一皿です ♪
噛み込んだ瞬間から強力に反応するコーヒーゼリー・・・!
溢れる・・・溢れる・・・溢れ出す・・・!
苦味と甘味の攻撃力っ・・・!
<か・・・カレーだけじゃなくて・・・!
コーヒーゼリーも・・・クリーミー・・・!>
二の矢三の矢・・・次々に来る・・・!
さくらさく。の・・・攻撃の前に・・・!
農民はただ悶絶するのみっ・・・!
※ イチゴがどうにかなっているデザートもありました ♪
トドメは柚子スカッシュで刺すっ・・・!
うぅぅぅぅぅぅん・・・!
圧倒的・・・!
柑橘類っ・・・!
"あの"伝説のカレーうどんは、今も尚、存在し続けていた。
甘味茶寮に舞台を移して・・・。
◆ 甘味茶寮 さくらさく。(高知市大原町)
営業時間/9時30分~17時(オーダーストップ・16時30分)
定休日/火曜日(祝日の場合は水曜日)
営業形態/一般店
駐車場/有
(冷やあつカレーうどん600円、秋満腹カレーうどん[一日10食限定]680円、
うどん以外に『○○御膳』などのメニューもいろいろありました・・・!)
『甘味茶寮さくらさく。』の場所はココっ・・・!