【徳島・カピバラの旅】
『カピバラに逢いに徳島へ ~納豆の香りと共に~』 → 「192号線は麺だらけ」 → 『とくしま動物園 EP1/鳥に接近』
→ 『とくしま動物園 EP2/おねむの時間』 → 『とくしま動物園 EP3/待望のカピバラさん』 → 『動物園から鉄火場へ』
→ 『中華そば 田村』 → 『あすたむらんど徳島 & 巨大たらい』
徳島の「西の雄」と謳われるうどん屋さんに吸い込まれそうになりながら、
私は国道192号線を、さらに東進。県を横断して徳島市を目指した。
その道中に通った徳島県西部の"三好市"界隈には、
もしかすると道を間違えて香川県に来てしまったのではないか、
と疑心暗鬼してしまうほど、うどん屋さんを多く見かけた。
うどん屋さんがあるな、と思ったら、
またうどん屋さんがある。
またうどん屋さんがあったな、と思ったら、
尚もまたうどん屋さんがある。
その繰り返し。
今までにも一般道で徳島市を目指したことはあったけれど、
こんなにもうどん屋さんの数が多かったとは・・・。
数百メートル進めば、「うどん」と書かれた看板に遭遇する状況である。
またうどんの看板があった!またあった!と、子供みたいにハシャぎながら進んでいると、
段々、「うどん」よりも「そうめん」と書かれた看板が多くなってきて、
いつしか「そうめん」「そうめん」「そうめん」・・・そうめんだらけと化した。
そこは「半田そうめん」で有名な、
「美馬郡つるぎ町半田」という地域だった。
今度は、数百メートル進めば、「そうめん」と書かれた看板に遭遇する状況。
またそうめんの看板があった!またあった!と、私は嬉々としてそうめん看板を指差した。
なんだか麺の楽園に来たみたいだ。
そんな半田を抜けると、再び、「うどん」「うどん」「うどん」・・・。
うどんの反転攻勢。
「うどん」と「そうめん」だらけの徳島県西部で、
「ラーメン」の看板を目にすることは、「うどん」や「そうめん」と比べて圧倒的に少なく、
徳島ラーメンはどうしたのだろうか、と存在感の無いラーメンを気にしていた。
しかし、そんなことは心配無用だった。
徳島市内に入ると一転、「ラーメン」「ラーメン」「中華そば」の連打。
一気にラーメンが本領を発揮し始めた!
さすがは麺界の主力、ラーメンだと納得しながら、
スーツ姿の人々が行き交う平日の徳島市中心部を走る。
雨が降ったり止んだりする天候。
徳島市のシンボルである「眉山(びざん)」の頂上付近には、濃い霧がかかっていた。
三好市から徳島市まで、
散々、麺屋さんの看板を見せられたせいで、お腹が空いてきた。
それこそ、名物の「徳島ラーメン」を食べてみるか。
けれども、まだ時刻は11時にもなっていない。
開いている店は少ないようにも思える。
ハンドルを持つ手が禁断症状で今にもプルプルと震え始めそうだったけれど、
店が開いていないのではどうしようもないから、
深呼吸したりして、どうにか自分を落ち着かせて、「とくしま動物園」へ向かった。
雨の平日ということもあるのだろうか。
高知から3時間半ほどかけて辿り着いた「とくしま動物園」の広い駐車場には、一台の車もいなかった。
とくしま動物園、貸切、最高。
カピバラ見放題である。
(つづく・・・!)
『カピバラに逢いに徳島へ ~納豆の香りと共に~』 → 「192号線は麺だらけ」 → 『とくしま動物園 EP1/鳥に接近』
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