8月・・・!朝から蒸し暑くて・・・!
畑で生姜が煮えてしまいそうな日だった・・・。
ボクは強烈に射す夏の太陽から逃れるようにして・・・
暖簾をくぐったんだ・・・。
『手打うどん 吉川』
「武蔵野風肉汁うどん」、「肉ぶっかけ」、「ピリ辛鳥ぶっかけうどん」で、
『吉川・肉の3冠』を華々しく達成。
さらに「武蔵野風肉汁うどん(ぶっかけスタイル)」にて、
ついに『4冠・肉王』の称号を手にした私は、この夏の局面で声高々に言い放った。
「もう肉は、いらんっ・・・!」
それは事実上の「脱・肉宣言」だった。
<ダメなんだよ・・・いつまでも肉に頼ってちゃ・・・ダメなんだよ・・・
たとえ肉と一緒じゃなくても・・・!俺はちゃんと・・・!
ひとりで吉川のうどんと向き合って生きていかなきゃ・・・ダメなんだよ・・・>
あんなに愛した肉との決別。
私は溢れる涙を服の袖で拭こうとした・・・
・・・けれども、半袖だったので拭くことさえできなかった。
『冷かけ(特大) & エビ天』
セルフ形式の吉川。
冷かけと釜玉にだけは入れる・・・
むしろ冷かけと釜玉には必須のカス!
これまでがどうであったか思い出せないけれど、
とにかくカウンターには、「天カス」と「揚げ玉」が両方ともあった。
まるでキムタクとタッキーがいるみたいだった。
どちらか片方ならまだしもだ。
天カスと揚げ玉・・・2種類の用意がされているなんて珍しい。
<これは両者を投入するべき・・・!
両者を投入しなきゃ・・・嘘だよっ・・・!>
そんな衝動に駆られた私は、
両者を湖面に「そぉー」と置いたのだった。
透き通った出汁の湖に沈む、
吉川独特の細くて不揃いな白い麺たち。
私は卓上に置かれた箸立てから肌色の箸を取ると、
クニュクニュしたそれを、薄いような濃いような複雑な奥行きを魅せる、
おそらくは昆布かナニカが効いた出汁と共に一気に飲み干した。
◆ 手打うどん 吉川
(高知県香南市野市町西野1523)
営業時間/11時~14時(14時までに変更されている模様)
定休日/月曜日(月曜が祝祭日の場合はその翌日)
営業形態/セルフ
駐車場/10台
(冷かけ250円、肉ぶっかけ460円、ピリ辛鳥ぶっかけうどん460円、醤油うどん280円、
武蔵野風肉汁うどん500円、[大は100円増、特大は200円増]ちく天100円など)
『手打うどん吉川』の場所はココっ・・・!