安芸市!弘田龍太郎!歌碑めぐり! EP1/オヤツの調達

2013.09.23

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安芸市!弘田龍太郎!歌碑めぐり! EP1/オヤツの調達

2013.09.23

安芸観光情報センター

「歌碑めぐりのパンフレットか何かありますか?」
『安芸観光情報センター』の受付のお姉さんは、「歌碑めぐり・・・」と呟きながら、たくさん置かれた観光資料の中から歌碑めぐりに関するものを探してくれた。

『歌碑めぐり』とは、いま私が訪れている高知県安芸市で生まれ、童謡「雀の学校」や「鯉のぼり」で有名な作曲家・弘田龍太郎氏にちなんで安芸市各所に建てられた10基の歌碑をめぐろうというものだ。

「歌碑めぐりに関するものは、これと・・・あとこれですかねぇ」
と言って観光情報センターのお姉さんは資料を渡してくれる。

<よしよし!これで歌碑めぐりが始められるぞぉ・・・!>

じつは私はこのとき弘田龍太郎氏を初めて知った。
彼が作った童謡には馴染み深い曲がいくつかあり、「あぁ!あの曲も弘田氏が作ったのか!」と感銘を受けたが、それすらもお姉さんから貰った資料を見て初めて知った。

Q...ではなぜそんな私が安芸市まできて、弘田氏の歌碑をめぐろうとしているのか。

A... 安芸で他にやることがないからだ!

時折、雨が降ったり止んだりする天候の中、私は県東部へフラフラとドライブしてやってきた。
しかし安芸まできたはいいが、とくにやることがない。

そこで『安芸観光情報センター』を訪ね、やることを見つけようと考えた。
安芸観光情報センター内を徘徊する中で、唯一、興味を惹かれたものが『歌碑めぐり』だったというわけである。

<この機会に歌碑をめぐることで、弘田氏について勉強し、なおかつ高知県東部の町、安芸市を楽しむ!>
楽しんで賢くなれるなんて、一石二鳥だと思えた。

歌碑めぐり 資料2

歌碑めぐり 資料

<うーん、どういう順に回ろうか>
私は観光情報センターの立派な建物の前で、貰った資料を広げて思案した。<番号通りに回るのは明らかに得策じゃない・・・>

歌碑めぐり 資料3

資料には、10基の歌碑の場所が簡単な地図とともに掲載されていて、それぞれの歌碑には番号が振られている。
しかし番号は「1」が西の端なのに、次の「2」は北の端になっていたりして、バラバラ。(おそらく番号は建設された順だと思われ)

<北から南下するとか、南から北上するとか・・・とにかく端から端を目指したほうが、効率よさそうだな・・・>ゴチャゴチャ考えた。時刻は15時が近い。<歌碑めぐりが終わったら、すぐ帰ることになるだろう。だとすれば西の端を最後にしたほうがスムーズに帰れる。西の端を最後にするならば、最初に回るべきは東の端・・・>

東の端の歌碑はどこだろう、と資料を見る。
<東の端の歌碑というと・・・これか・・・!番号も1番・・・大山岬にあるのか・・・それならば・・・>

歌碑めぐり 道順

東の端から南の端へ行き、途中を拾いながら北の端まで北上して南下、最後に西の端へ行ってゴール、という筋書きを描いた。

<よぉーし・・・!>
安芸観光情報センターの駐車場から、高級な軽自動車を発進させる。

<早速!大山岬へって、ちょっと待て・・・!>
私は眉間にシワを寄せ、ゴルゴ13みたいな表情を意図的に浮かべた。<あらっ!15時だよ!15時といえば・・・>

オヤツの時間だろう!

近くでオヤツが調達できそうな店を、急遽検索した。
<おっ!この近くに"ちーず屋"という、チーズケーキで有名な店がある!そこに行ってみよう!そこでオヤツにしよう!>

歌碑より・・・!
チーズケーキだ・・・!

『ちーず屋』の名は聞いたことがあった。かなりの人気店だという噂だ。
<ちーず屋!早く行かなきゃ・・・!歌碑は売り切れないけど、チーズケーキは売り切れちゃうから・・・!>

ちーず屋さん

スマホのナビを起動させても、なお『ちーず屋』の場所がわからず、四苦八苦してやっと到着。
『ちーず屋』は細い路地の脇に佇んでいた。

ちーず屋さん2

<こんにちは、ちーず屋さん、農民でぇございまぁす>
私は甘いものが苦手だ。しかしチーズケーキは大丈夫だ。それに遠方からわざわざ買いにくる客もいるという有名店のチーズケーキの味を一度は確かめておきたい。<チーズケーキはぁ・・・ありますかぁー>

続く!

※ 安芸で他にやることがないからと歌碑めぐりを始めた農民!無事にチーズケーキは買えたのでしょうか!次回はついに歌碑をめぐり始めます!お見逃しなく!

『EP2を読む』

↓ 卵かけご飯は全卵派です。
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