ひろめ市場「タタキ丼」の迷宮 EP2/どんぶりの十三(じゅうぞう)

投稿日:2014.01.07 更新日:

『EP1を読む』


お吸い物を飲んでいると、アテが欲しくなった。
『本池澤』のタタキ丼は、もう食べ尽くした。

酒を飲んでいると、炙ったイカが食べたくなるように、液体にはアテが欲しくなる。

アテが欲しい。

アテを求めて
ひろめ市場内を、

アテもなく彷徨った。

とある店先で足を止めた。
<ぬおっ…ここにもあるのか…タタキ丼…!!>

『どんぶりの十三(じゅうぞう)』という店だった。
<ドンブリ屋のタタキ丼…!これは…期待値高めっ…!>

そうだ…これを…!
このタタキ丼をアテにしよう…!!

注文して、お兄さんに作ってもらう。
そして席に持ち帰る。

ひろめ市場グルメ6

『どんぶりの十三・鰹タタキ丼』
(750円)

ひろめ市場グルメ4

<『本池澤』は薬味が生姜だったけど…!十三は定番のニンニクスライス…!さらにワサビまで付いている…!>

ありがたいっ…!!

<ワサビまで……ワサビまで付けていただけるとは…!歓喜っ…!感涙っ…!感謝……圧倒的……感謝っ……!!

ここで異変に気付く。
<本池澤と同じく…温かいお茶が付いているんだが…>

本池澤と十三…!
お茶の色が違う…!!

ひろめ市場グルメ5

本池澤のお茶は黄緑…!
十三のお茶は…全力で茶色…!!

<大変なことに気付いてしまったぜ…!>

もしこれが「間違い探し選手権」ならば…!
確実に俺……優勝っ………!!

すべての間違い探しに正答を出して、食べる、タタキ丼。

いま、あの絶景が蘇る。

ひろめ市場グルメ7

綺麗な鰹は、好きですか。

感動。
半泣きで食べる。

<好きです……俺…好きです……アナタが……鰹が……大好きです……!>

俺…ずっとアナタと一緒にいます…!
鰹……好きだよっ……鰹ォォォッッ……!!

恋が始まってしまったとき。
誰にもそれを止めることなんてできないんだ。
他人はもちろん、自分自身にさえできない。

でも5回だけなら、ブレーキが踏める。

鰹に向かって俺は踏むさ。
ブレーキペダルを5回踏むさ。

フレーキランプ。

5回点滅。

ア・イ・シ・テ・ルのサイン。

好きよ……!
好きよ…鰹ちゃん……!!

このひろめ市場の雑踏の中で…!

描こうぜ……!
俺たちの未来予想図を…!!

(どうしてこうなった!衝撃のEP3へ続く…!)
『EP3を読む』

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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