時々、無性に肉が食べたくなる。
インドはそれほど行きたいと思わないのだけれど、肉は本当に食べたくなるときがある。
肉といえば焼肉屋だ。
肉を焼いてこその焼肉屋だ。
焼肉屋に行ったからには肉が食べたい。
むしろ焼肉屋に行って肉を食べないで、なにを食べるというのだろう。
でも焼肉屋に行くことは簡単ではない。
なにしろお値段が張るので泣きそうだ。
薄暗い部屋の中、そうやって一人でジメジメ考えているさなか、すごいことに気が付いた。
肉は焼肉屋に行かなくても食べれるよ。
『うどん食堂 ちっ子亭』
前回きたのは、たしか2012年の秋だ。
(そのときの記事はコチラっ!)
いろんなうどんがありますよ。
メニューが増えている気がしないでもない。「牛すじ」を使ったうどん、前回はたぶんなかった。
半セルフ方式の『ちっ子亭』
先にレジにて注文し、会計を済ます。
それから空席に腰を下ろして待つ。
冷たいお茶が美味しい。
なんていうか、茶畑って感じだ。
オープン直後と変わらず、小綺麗な店内。
『建もの探訪』の渡辺篤史みたいに、テーブルや壁などをもれなく撫で回してやりたいところだ。
5分ほど待っただろうか。
『肉うどん(大)』がきた。
エメラルドグリーンの絶景現る。
麺上で肉とネギが絡み合っている。
<ネギ多め…!ありがたい…ありがたいっ…!>
初音ミクも、きっとそう言うだろう。
あの子、ネギ…好きだから。
突き抜ける太麺。太麺まっしぐら。
私の小指、あるいは神戸ハーバーランドぐらいの横幅をほこる麺。
太さが生み出す攻撃力。
太いのが…太いのが…いいっ…!
BRUTUSの長澤まさみみたいに食べてみた。
(竜ちゃん太ってないよ!晩酌しすぎで浮腫んでるだけだよ!)
炸裂する優しいお出汁。
じんわり、ほっこり、ハートフル。
<子供の頃…土曜日の昼間…オカンに作ってもらった肉うどん…こんな味だったなぁ…>
感慨にふけった。
ただオカンに肉うどんを作ってもらった記憶など、一切ない。
『ちっ子亭』近くの『めんどーる』は、リニューアルのため3月末まで休業とあった。
◆ うどん食堂 ちっ子亭
(高知県吾川郡いの町天王北3丁目1-12)
営業時間/10:30~14:30
定休日/月曜日、火曜日
営業形態/半セルフ(注文→会計→席で待つ→食べる→帰る)
駐車場/有