『EP3.5を読む』
欲しい……!
欲しい……!
卵が欲しい…!
なのに……!
卵を見つけられない…!
気がつけば俺は…!
卵の殻の中の中…!
卵の迷宮に迷い込んでいたっ…!!
<ただ君を愛するように…ただ卵を見つけたいだけなのに…卵を見つけられないなんて…!>
やってられない…!
飲まなきゃ…やってられないっ…!
(* 店舗画像は閉店間際に撮っています)
『英屋(ひでや)』
雨の中、たどり着いた英屋。
<ちょっとだけ…恥ずかしいっ…!>
じつは『英屋』の大将とは、ひろめ一番内ににあるBar『ファミーユ』でお会いしたことがあった。
そして私は英屋さんのブログを、大将にお会いする以前から読んでいた。
(英屋さんのブログはコチラッ!→『英屋のぶろぐ。』)
<知ってんだ…!娘さんがブログの更新をされていることも…!ホルモン鉄板焼きが名物メニューであることもっ…!>
入る…ドキドキ…!
ドキンちゃんみたいにドキドキしながら…!
入店っ…!!
入口の扉を開けると女性がいた。
客ではなく、店の人だと雰囲気でわかる。
<もしかして…ブログを書かれている娘さんっ…!?>
錯乱しているそのとき…!
「あぁっ!ブログ見てますー!」
娘さんらしき女性が言った。
キタコレッ…!
<もしかして竜一さんですか…?とかじゃない…!いきなり竜一確定からのブログ見てます…!>
嬉しいっ…!
ありがたいっ…!
しかしそれにしても驚いてしまって、若干「あわわわわ…!」となった。だって私はコミュ障。
さらに大将も、私のことを覚えていてくれた。嬉しい!
さぁぁぁぁぁ……!
テンションも上がったところで…!
今宵…!卵のことも…!
うどんのことも…忘れて飲もう…!
圧倒的!ビールをっ…!!!
付き出し!なんと貝っ…!
巻き巻きの貝っ……!
貝が好きすぎて、買い物のついでにスーパーで貝を買うぐらい貝好きの私、大興奮。
<貝のエキスをビールで流し込むこの感じ…!くぅぅぅぅぅ…たまんねぇ…!炭酸でエキスが爆発しそうだっ…!>
キテルッ…!今日はキテルッ…!
いまなら卵とうどんの呪縛から解き放たれて…できる…磯釣りだってできる…!
磯釣り…!
いそづり…!
いその…!
からの……!
磯野カツオ……!
サーザエーさん!
サザエさーーん!
サザエさーんはっ…!
カツオの塩タタキ…!
見てくれっ!この皮っ!
この焼き加減っ!うっひょー!
興奮のあまり、
記念撮影する始末。
<香ばしい皮っ…!それでいて身の部分はモッチモチ…!>
とろける…!とろける…!
身が…皮が…カツオがっ…!
とろけおおすッッッ…!!
<子供の頃は…カツオのタタキ…好きでも嫌いでもなかったけど…いまは俄然好きっ…!だってビールに合うものよっ…!>
カツオを一口食べてビールを流し込む…!するとその瞬間飛び上がるっ…!
超絶…悶絶っ…!
至福の大ダメージ…!!!
さらに野菜……!
『ベーコンとおまかせ野菜のサラダ・温玉のせ』
<お…温玉…!これはつまり…卵っ…!これでうどんがあれば…かねてから俺がウダウダ言っている…卵のうどん…ということになる…!>
しかし英屋さんはうどん屋じゃない…!
うどんがあるわけないだろう…!
いいんだ……!
俺はここに酒を飲みに来たんだ…!
卵とうどんのことを忘れるために来たんだ…!
うどんなんかなくてもいい…!
卵のうどんなんかなくてもいい…!
だが…まさか…!
そんな…まさか…!
(衝撃のEP4-2へ続く!)
『EP4-2を読む』