高知の飲食店情報を中心に、様々なグルメの情報をドキュメンタリー風味でお届けしています。お店探しにお役立ていただけるのはもちろん「読みもの」として眠れない夜にお供します

【高知】ラーメンショップ夢眠(ムーミン)立田店!味噌カツラーメン

投稿日:2010.07.26 更新日:

味を追求するあまり、
外観にまで気が回らなくなってしまった、きたな旨い店。

本家、ミシュランはもちろん、
とんねるずの『きたなシュラン』ですら行かないような店。

そんなお店が、
南国市あると聞いて行ってきました。

にゃ~にゃにゃにゃにゃ~♪
(きなたシュランのBGM)

一旦、車で店の前を素通り。

営業中であることを確認した私は、
店の前に車を停めるスペースがあるのを知りながらも、
その個性的な外観を、自分の車に邪魔されずに撮影したいが為に、
店の西側にあると噂で聞いた第2駐車場を探した。

第2駐車場はすぐに見つかった。
見つかったのだけど・・・。

ラーメンショップ夢眠立田店 西の駐車場

看板、地面!!
地面に、看板!!

どう見てもこれ、
ウケ狙いだよね。

第2駐車場に車を停めて、
36秒ほど歩くと見えてくるのが、
『ラーメンショップ夢眠 立田店』

店構えを見た竜一。
入店をためらう。

ラーメンショップ夢眠立田店

見てくれ、
この攻撃力!!

入る者の
勇気と度胸が試される、
圧倒的・・・外観!!

赤地に白で書かれた看板の文字は、もはや消えかかり、

店名なんて飾りですよ。

そう言わんばかりである。

ラーメンショップ夢眠立田店 カウンター前方

入店。

狭い店内。
カウンターのみのシンプルな造り。

奥で店主らしき年配のオジサンが、
大きなビニール袋を、何やらガサゴソとまさぐっている。

その時、竜一。
不安、感じる。

このご主人、俺が来たことに気付いているのか・・・!?

普段、極度の人見知りで、お店の人と話をしたりしない竜一。
むしろ、話しかけられても適当に交わす竜一。

食えんのか!
やってんのか!

高田延彦ばりに、
意を決して話しかける!

「あ・・あの・・か・・かまいませんか?」

ご主人、答える。

「あ・・あぁ・・・」

あ・・あぁ!?

姉さん、
事件です。

飲食店に入って、
「いらっしゃいませ」を言ってもらえなかったのは初めてです。

果たして無事に食べられるんだろうか・・・。
むしろ、俺ここにいていいの?

と、不安になっているところに、
コップに入った水を無言で出されて、安心した。

注文して良さそうだ!

だが、年配のご主人。
耳が少し遠いようで、注文するのに若干苦労した。

「ミソカツラーメン大盛りと~、」

「え!?カツラーメン!?」

「い・・いや・・・ミソカツラーメン・・・!」

「みそ・・・。あぁ、ミソカツラーメンか・・・」

「それと~、からあげラーメンとギョーザ!」

「え~と・・・ミソカツラーメンと・・・
ん?・・・え~・・・え~・・・あぁ・・・
からあげラーメン・・・!」

注文を、紙に書いたりせずに、暗記しようとするご主人。
自信無さげに復唱する姿を見ていて、不安を覚えた。

だが、竜一。この時。
この店の流れの中に身を任せる覚悟ができていた。

ラーメンショップ夢眠立田店 カウンター左側

この空間では、何が起こっても不思議じゃねぇ!
常識なんか通用しねぇんだよ!
店もご主人も、すべてが異次元・・・!

たとえ、味噌が塩に変わって、
からあげがベーコンエッグになって出て来たとしても、俺は驚かねぇ!

ラーメンショップ夢眠立田店 カウンター右側にあるおでん

ラーメンが出来上がるのを待っていると、
常連の方だと思われる、3、40代ぐらいの男性が入って来て、
「すいませぇ~ん!おでんの持ち帰り~!」
と言った。

「あぁ・・・」

と言うと、ご主人。
一般家庭にはあまり無いような、
金ピカの大きなボールを男性に渡す。

直径が、琵琶湖ぐらいある。

男性。
それを受け取ると、
慣れた手つきで菜箸を使って、ボールにおでんを入れて行く。

結構いっぱい入れた。
家族の分もあるのかな。

ご主人。
奥に引っ込むと、しばらく出て来ない。

荷造りに時間が掛かっているようだ。

数分が経ってやっと出て来て、
「ほい。ありがとう」
と言いながら、男性に荷造りしたおでんを手渡した。

男性はおでんを受け取って、
軽く会釈して帰った。

沢山のおでんを荷造りして疲れたのか、
男性が帰ったあと、ご主人は深い溜め息をついた。

「はぁ~~~~~~~っ」

客の前でも全然気を使わないご主人。
なにか微笑ましいような、その光景。

いつしか私は、
このご主人のことが、
大好きになっていた。

ラーメンショップ夢眠立田店 換気扇

せわしなく回る換気扇。

ラーメンショップ夢眠立田店 椅子

破れてもそのままな椅子。

そのすべてが愛おしい。

ご主人に婚姻届を差し出そうかと思っている頃に、来た。

ラーメンショップ夢眠立田店 ギョーザ

『ギョーザ』

焼ギョーザなのかと思いきや、
なんと!
揚げ!

揚げギョーザ!!

ラーメンショップ夢眠立田店 ギョーザ タレ付けシーン

サクッサクサクッ!

この食感・・・!
このタレ・・・!
この酸味・・・!

油っこい揚げギョーザの欠点を飲み込む、この酸味!!

くそぉ!!
車に乗っていなかったら、
絶対にビールを注文しているのに!!

ラーメンショップ夢眠立田店 店内にある時計

先に出されたギョーザを食べながら、ラーメンを作るご主人をカウンター越しにガン見していると、

衝撃シーンに遭遇。

ご主人。ミソカツラーメンを大盛りで注文されたことを忘れて、2.5杯分茹でた麺を、半分(1.25杯分)ずつドンブリに分けてしまったようで、

既にスープが入った からあげラーメンのドンブリから、ミソカツラーメンのドンブリに、麺を移している。

ミソカツラーメンは、味噌スープ。
からあげラーメンは、醤油スープ。

でも、そんなの関係ねぇ!

と言わんばかり。
容赦なくドンブリからドンブリへ。

麺を移して行くご主人・・・!

そんなことをしたら、
味噌スープと醤油スープが混ざっちゃうんじゃないの!?

しかし、それは常人の考えなのかも知れない。
ご主人は至って冷静な眼差しで麺を移している。

ま・・・まぁ、いいか。
た・・・多少、味噌と醤油を混ぜてみた方が美味しいかもしれないもんね!

ラーメンショップ夢眠立田店 味噌カツラーメン(大盛り)

『ミソカツラーメン(大盛り)』

円を描くように盛られたカツ。
きっと、ミステリーサークルをイメージして盛ったに違いない。

さぁ食べようかなと思っていると、駆け寄ってくるご主人。

菜箸で挟んだカツを一個、
ドンブリの上にポンと乗せて、
ニンと笑った。

一個入れ忘れてたのかな。

そして、またソソクサとコミカルな動きで
厨房の奥に消えて行くご主人の後ろ姿を見ながら、
私もニンと笑った。

ラーメンショップ夢眠立田店 味噌カツラーメン 麺アップ

麺をパクパクと食べる。

もう味がどうとかの問題じゃない。
とにかくこのご主人が一生懸命に作ってくれたというだけで、

嬉しくて涙が出てくる。

ラーメンショップ夢眠立田店 味噌スープ

ご主人の愛が詰まった味噌スープ。

ラーメンショップ夢眠立田店 からあげラーメン

『からあげラーメン』

主役は、これだった。

からあげを一個貰った竜一。
衝撃走る。

なんだ、このからあげ・・・!
これが、夢眠立田店の本気・・・!

断言してもいい!

もし、私がニワトリだったとしても、
このからあげだけは食べている!!

ラーメンショップ夢眠立田店 しょう油スープ

帰り際。
テレビのニュースが伝える大相撲の結果を、
食い入るように見つめるご主人。

白鵬が勝って45連勝を決めたシーンが再生されると、
「あぁ~」
と小声で発した。

白鵬、あんまり好きじゃないのね。(;^ω^)

私は、ご主人が相撲ニュースを見終わるのを待って、
「お愛想お願いします!」
と、ご主人に聞こえるように、出来るだけ大きな声で叫んだ。

会計を済ませたあと、ご主人に聞いた。
「営業時間はいつまでなんですか?」

「大体夜は7時ぐらいで、
お客さんがおらんかったら閉めますねぇ」

しまった!と思った。

「あら。それやったら僕ら、
ギリギリで入ってしもたがやねぇ・・・」

申し訳ないことをしたな~と思いながらそう言うと、
ご主人はフフッと笑った。

私が入店した時間は、夜の7時ちょうどぐらい。
閉店ギリギリのタイミングだったようです。

たぶん、入店した時にビニール袋をガサゴソとやっていたのは、
後片付けをしていたんですね。(;^ω^)

ラーメンショップ夢眠立田店

夢眠立田店。

看板は色あせていても、
店主の麺に対する愛はまったく色あせていない、
至極のからあげを持った一店でした。

からあげとご主人のキャラクターで、
星3つ!★★★

◆ ラーメンショップ 夢眠 立田店
【営業時間】 12時頃~19時頃(店主の気分次第で多少前後するかも?)
【定休日】 木曜日
【駐車場】 有(店の前と、ピザ・ロイヤルハットの西側に2台)

(ミソカツラーメン700円、からあげラーメン650円、ギョーザ280円、
しょう油450円、塩450円、みそ500円、大盛たったの50円増、おでん90円など)
ラーメンショップ夢眠立田店の場所

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竜一

1982年生まれ。高知で農業経営しています。食べ歩きが好きで飲食店が好き。飲食にたずさわる人が好き。農業と高知のグルメ情報をまとめたサイト「生姜農家の野望Online」を運営。農業や生姜などの野菜のこと、大好きな飲食店を知ってほしくて書いています。[お問い合わせコチラ]

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