道の駅・布施ヶ坂 「角煮ラーメン」の章(後編)

投稿日:2014.09.13 更新日:

布施ヶ坂・角煮ラーメン1

日曜日とはいえ午後五時前。食事するには中途半端な時間。しかし近隣で『ゆすはらグルメまつり』が開催されていた効果だろうか。飲食スペースには数組の先客がいた。

テーブル席に腰をおろし、メニューを開いた私は小声で叫んだ。
「うどんもあるのかっ…!」

『四万十うどん』『清流うどん』さらには普通の『うどん』に『カレーうどん』や『ざるうどん』まである。心が揺らいだ。

「すごいなぁ!すごいなぁ!これ!」

さらに私は再び小声で叫んだ。
「そばもあるのかっ!」

困ったことになった。イケ麺パラダイスだ。とくに『四万十うどん』が問題だ。
「川のりを練り込んだうどん!強いなぁ!」

「どうだい…この攻撃に勝てるかな…!」謎の皇帝の声がした。

だが私は当初から食べようとしていた『角煮ラーメン』が、一品でメニューを開いて最初の一ページを席巻していることを重視。うどんに流れかかっていた心を繋ぎ止めた。

布施ヶ坂・角煮ラーメン4

「黒っ…!」
独特の色をした『角煮ラーメン』のスープ。焦がしニンニクが大量に浮かんでいる。

布施ヶ坂・角煮ラーメン2

すっかり津野町名物になった「ほうじ茶大福」も付いているが、とりあえず無視。いまはラーメンを倒すべきときだ。

布施ヶ坂・角煮ラーメン5

「かかってこい!角煮ラーメン…!」

布施ヶ坂・角煮ラーメン6

ブォーンッッッ…!

スープから麺を引き上げた瞬間、立ち込めるニンニクの香り。今夜は眠れそうにないが、なんとか持ち堪えて肉に箸を伸ばす。

布施ヶ坂・角煮ラーメン9

津野山牛の角煮。これまた強そうだ。
「柔らかい…!」と一口目は思ったけれど、そこからは要潤。

かなめじゅん

柔らかい。
それだけ
じゃない
津野山牛。

柔らかい中に、噛み応えがシッカリある。噛み応えがあるけれども、柔らかい。

「嬉しいです!」よくわからないが敬語になった。

布施ヶ坂・角煮ラーメン3

自分でもわかるほど、強いニンニクの香りを口から吐き出しながら、『ほうじ茶大福』を頬張る。初恋みたいに甘い。

ラーメンを食べたら、ご飯も食べたくなった。
「炭水化物には炭水化物だ…!お好み焼に白ご飯!焼そばに白ご飯!ラーメンには、たまごかけご飯!」

布施ヶ坂・角煮ラーメン7

というわけで、ついでに『たまごかけご飯』も食べる。四万十川の源流の水で育った放し飼いの鳥の卵を使用しているそうだ。

「さすがは放し飼いにされているだけある」私はわかったような顔をして頷いた。

開放的な味がした。

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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