• 高知のグルメ(おすすめ)
    高知のおいしいうどん屋さん!おすすめ43選!名店や人気店が満載!
    2017.10.05
  • 農機の使い方
    「草刈機・刈払機の使い方」草刈り機の使用方法を現役農家が徹底解説
    2016.12.11
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    【高知】子連れランチ&ディナーにおすすめ!座敷のある飲食店18選
    2018.01.18
  • ビスタリ食堂 日替わりランチ 高知のグルメ(おすすめ)
    【南国市】おいしい「ランチ」が食べられる!おすすめのお店13選!
    2018.01.21
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知の豚太郎おすすめ8選!創業50年の老舗ラーメンチェーン!
    2017.09.26
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知のおいしい「カレーうどん」おすすめの名店6選
    2017.01.18
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知のおいしい「釜玉うどん」おすすめの名店8選
    2016.08.17
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知といえば、おいしい食べもの!高知観光おすすめご当地グルメ9選
    2017.10.27
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知ご当地ラーメン「味噌カツラーメン」地元民おすすめ!18選!
    2017.05.23
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知で人気のおしゃれカフェランチ!おすすめ13選!2017
    2017.12.02
  • 高知のグルメ(おすすめ)
    高知のおいしいラーメンおすすめ73選!2017(深夜営業店あり)
    2017.12.04

あるところに父と娘がいました。
父は無類のうどん好きで、この日は幼い娘を連れて『たも屋』に来たのでした。

「へっへっへ。何が食べたい?父ちゃんが何でも食べさせてやるぞ。へっへっへ」
「アタチ、釜バターが食べたいっ!」
「おおっ!初めてのたも屋で釜バターとは…!なかなか通なところを攻めるな。さすがはワシの子じゃー。へっへっへ」

父ちゃんは、えらく腰の低い人でした。
「す…すいません!釜バター二つ…!!」

すると店員さんは言いました。
「いまから麺を湯掻きますので、少しお時間よろしいですか?」
「は…はいっ!」

先に会計を済ませるため、娘と二人、セルフレーンを進みます。途中にはトッピングコーナーがありました。

「何かいるか?」たくさんの天ぷら類を前に、父は娘に訊きました。
「ちくわの天ぷら!」
「おお……。この局面でちく天を取るとは、やはりさすがはワシの子…」

将来は宝塚うどん歌劇団かっ…!?
父はすこぶる感動しました。

着席して待っていると、店員さんがうどんを持って来てくれました。

「よし、娘よ。薬味を入れに行くぞ!」
「え??ヤクミって何?」
「ネギとか生姜のことだよ」
「へぇー!父ちゃんは何でも知ってるんだね」
「はっはっはっ!釜玉系には天カスが合うから、忘れずに入れるんだぞっ!」
「うん、わかった!」

父と娘の平和な時間が過ぎてゆきます。

たも屋釜バター1

「いいか。この釜バターという奴は一筋縄ではいかないからな。本来は上級者向けのうどんなんだ」
「ええ?」
「でも大丈夫。父ちゃんが食べ方を教えてやるからな」
「わーい、父ちゃんすごーい!」

娘は、わりとしたたかでした。そうやって褒め殺しておけば、父が自分にメロメロになることくらい、すべて計算していました。

たも屋釜バター3

そんなこととはつゆ知らず、父は有頂天で娘に食べ方を教えます。

たも屋釜バター4

「まずは生卵を潰すんだ。それから卵の横っちょにあるバターを、麺と一緒に巻き込みながら一気に混ぜる」
「こ…こう……?」娘は懸命に箸を使い、麺を混ぜます。
「そうだ。慌てなくてもいいからね。人間というのは慌てたときにミスを犯す生き物だから」
「うんうん」
「混ぜ終わったら、最後にちく天をちょこんと載せるんだぞ」

たも屋釜バター5

そのときです。父は気が付きました。
「しまった!醤油とブラックペッパーをかけるのを忘れていた!」

先に一口食べていた娘は言いました。
「どうりで味が薄いと思ったよ…」
「ごめんごめん、父ちゃんが悪かった。慌てたわけでもないのにミスってしまったな。父ちゃんは落ち着いてミスッてしまった」

娘は、やはりしたたかでした。
「落ち着いてミスる父ちゃんも嫌いじゃないよ」すかさずそう言って父ちゃんをそそのかします。

「はっはっは。それじゃあ醤油とブラックペッパーをかけてから、もう一度混ぜるんだ」
「うん、わかった!」

たも屋釜バター6

「混ぜ終わったら忘れずに、ちく天をちょこんと載せるんだぞ」
「載せた。今度こそ完成?もう食べていい?」
「いいよ。はい、おあがり。うんといっぱい食べて大きくなるんだよ」
「うんっ!」

娘は父に言われた通り、うんといっぱい食べました。

「あらあら。娘よ。本当に大きくなってきたね…」
娘は見る見る大きくなっていきます。そして天井を突き破りました。

「何もそんなに急いで大きくならなくても……」
父は戸惑いを隠せません。すでに娘は父の身長の十倍を超えました。

父は思いました。
<この程度のことで戸惑っていてはダメだ。ここでドシッとした立派な父親の背中を見せなくては…>

「娘よ。大丈夫だ。父の背中を見て育てば大丈夫だ」

娘は父の背中を見降ろしました。
「父ちゃんの背中が随分小さく見えるわ」したたかな娘もハプニングの連続に正常な思考ができず、つい本音を言ってしまいました。

これまで、したたかな娘に慣れていた父は傷付きました。
「そんなことを言われたら、結構きついな…。だがそもそも…ワシがいっぱい食べて大きくなれなんて言ったばかりにこんなことに…」

人は何にでも慣れていきます。娘はこの状況に慣れ始め、本来のしたたかさを取り戻しました。
「ごめん。父ちゃん。少しばかり大きくなっちゃったけど、これからも仲良く生きて行こう…」

「おおお…娘よ………。やっぱりお前はいい子じゃあ…いい子じゃあ……」

むせび泣く父。大きく育った娘。
親子の愛の熱で、バターも溶けた。

コメント一覧
  1. @とりあえず生中。 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ここのたも屋がまだ改修工事してたら隣のすき家に行きます・・。

コメントを残す

南国市のうどんの関連記事
  • 手打ちうどん たも屋 南国店 朝たも
  • 手打ちうどん たも屋南国店 ひやひや2013特大リミックス
  • 高知・南国市の「べんべん」金曜日ランチ限定で「うどん」提供中!
  • 手打うどん 得得 南国愛店

Twitterでフォローしよう

おすすめ記事
農家の日常
近所のオクラ農家の人から貰ったオクラ。もうオクラがなり始めたんですね。俺、オクラが三度の飯より好きだから嬉しい。 オクラは夏野菜のトップバッ...
香美・香南市のカフェ
世界には、いろいろな麺がある。もっともっと世界中の麺を食べてみたい。 2年前、高知大丸の中華街展にて、生地の塊を刃物で削った麺、「刀削麺(と...
その他B級グルメなど
ほら。 誰が見ても 手造りっ! 【人気ブログランキング】...