近年、急激に流行り、高知でも食べられる店の増えてきた「台湾ラーメン」。
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「台湾」と付くが、発祥は愛知県名古屋市で、俗に言う「名古屋めし」の一種。
台湾ラーメンが「しなとら」でも食べられるんだって!
総本家しなとら「台湾ラーメン」を食べた感想。
たどり着いたのは、高知の『しなとら高須店』。
しとしとと落ちる雨粒。
「いい感じのシトシトピッチャンだね……」
灰色の空。昼間なのに薄暗い。
「恋に傷ついた乙女心のようだ……」
傷ついた乙女を癒やし、曇雨天のジメジメをも吹き飛ばす、辛いラーメン!
いまの俺にはそういうラーメンが必要だ!
しなとら高須店のメニュー。
醤油!味噌!塩!豚骨!豚骨醤油!何でもある!
中でも注目は……
「あったぜ、台湾ラーメン……!」
夏季限定の「冷やし中華」も始まっている状況下……。
しなとら高須店はランチタイムに、サラダorライスが付く。
「た、台湾ラーメンを……」と注文する竜一に、女性店員さんが言う。
「只今の時間、サラダかライスを無料でお付けできますが」
サラダかライスが付くの?
無料なのだ。通常ならば、絶対にいずれかを付けたい局面。だが付けない。
「このあと、まだうどんを食べに行く予定があるんだよな……」
竜一は、昼食をハシゴする……!
だから太るんだ……って、うるさい!
しなとらの台湾ラーメン。
おおお……!
なかなかの迫力!
「動物園でいえば、トラかチンパンジーくらいの存在感!」
まったく関係ないけれど、チンパンジーって結構怖いよね。人間みたいなもので、たまに凶暴なヤツがいるんだよ。
この台湾ラーメンも凶暴なんじゃねぇの……?
「ちぢれ麺」「ストレート麺」から選べた麺は、「ストレート」を選択。
さあ!いこう……!
台湾ラーメンの向こう側!
おもむろに持ち上げる麺……!
食べる!竜一……!
愛知県名古屋市の発祥なのに「台湾ラーメン」。
「その謎が、いまとなっては理解できる……」
食べると見えるんだよ……!
台湾の街並みがっ……!!
「あっ!あんまり辛くない……」
そう思ったのも束の間。
直後に襲ってくる、辛味の悪魔たち……!
「一寸…間を置いて、あとからくる!あとから辛くなる……!」
むせそうだ……!
助けを求め、水が入ったコップに手を伸ばす。
「うまい。水がうめぇ……!」
水ってこんなに、うまかったっけ!
悪魔に襲われ、改めてわかる、水のありがたさ。
「すさまじい辛さではない。旨辛の範囲内だが……」
水なしでは生きられない辛さ……!
しなとらの台湾ラーメンには、「白ごはん」が合う?
「今回はこのあとうどん屋に行くために"ライス"を断ったけれど、ランチタイムに来たら…無料なんだし……」
ライスは絶対に付けたほうがいい!
「台湾ラーメンのこの味、間違いなく白ごはんに合う……!」
場合によっては、スープの中に放り込んでしまえばいい……!
「ラーメンとごはん、ダブル炭水化物で……たぶん爆発的に太るけれど、唐辛子のカプサイシン効果で上手く相殺されるはず……」
そう信じよう。
僕たちには信じることしかできないじゃないか。
「しなとら高須店」の所在地、営業時間、定休日、駐車場。
所在地/高知県高知市高須1丁目18-13(地図)
営業時間/11:00~15:00(LO),17:00~1:00(LO.24:30)
定休日/水曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
駐車場/有
一人行きやすさ/◎ カウンター席多め。
子連れ行きやすさ/△ 座敷なし。そこそこ育った子なら大丈夫。