ビックリしました……。
南国市でねぇ……。
見つけたんだよ!
新たなる、うどん処を……!
おはようからおやすみまで、うどんを見つめる竜一です。
「高知うどん全店リスト」を作成してしまうほどの、うどん野郎にもかかわらず……。
このお店は知りませんでした!
(泣)
"カッコ泣き"なくらい、いままで出会えていなかったのが悲しい!
でも、いままで出会えなかった俺たちの距離。
これから縮めていこうぜ……。
高知・南国市の居酒屋「べんべん」のとなり、喫茶「スプリング」で、うどんが食べられる!
以前、ブログに書いた南国市の居酒屋『べんべん』。
(参考記事:高知!南国市で人気の居酒屋「べんべん」ランチ営業開始!子連れ可!)
居酒屋さんだけど、ランチを提供されていて、それがまた美味しいんだよね。
で。
そのトナリ。
……に喫茶店があるのは、『べんべん』に行ったときから気が付いていた。
まあ普通の喫茶店かな?と思っていたら……。
このたび、とんでもない文言を発見しました。
それはサスペンスよりも衝撃的な文言だったのです……。
う、ううう、うどんって書いてあるじゃないの!
なにこれなにこれなにこれなにこれ。
竜一、パニック。
土佐本気カツオ出汁?
しかも、金・土・日……!
週3日だけの提供だよ……!
レア度半端ない!
曜日を指折り数えて、行ってきた!金曜日!
うどん喫茶「スプリング」の店内。
『スプリング』の店内。落ち着いた雰囲気。
良い意味で「昔ながらの喫茶店」といった雰囲気だよね。
席に座ると、なぜか置いていってくれた……。
「ウェットティッシュ」のボトル。
「おしぼり」も、持ってきてくれる。なのに「ウェットティッシュ」。この辺は謎である。
店内の張り紙には、「12月2日から、うどんはじめます」と書かれている。
えええっ……!
てことは、もう半年以上前から……
スプリングで、うどんが食べられたの……?
大後悔時代。
なにを!なにをしていたんだ!俺は!
どどどどど、どうしよう……!
まぁ後悔しても仕方がない。
これから俺たち、仲良くなっていこう!
「スプリング」のメニュー。
注目のうどんメニューは、3種類のみ。
張り紙に書かれていたのは……。
- うどん小/300円
- うどん中/400円
- うどん大/500円
むむっ……!
「天ぷらうどん」とか、トッピングがのったうどんはなくて、全部「かけ」なのかな?
わからないまま、時を流していると、店のおじ様がやってきて、竜一に聞く。
「うどんは、温かいのと冷たいの、どちらがいいですか?」
温冷があるんだ!
「じゃあ、冷たいのと温かいのを1つずつ……」
両方食べる竜一!
「いまから麺を茹でますから、11分ほどお待ちいただいてかまいませんか?」
「はい……!」
そんなやり取りを経て、まずは温かいうどんから……。
温かい「うどん」の中。
未見のうどんが、いま我の前に……!
高知県に存在するうどん屋さんは、ほぼすべて食べに行っているから、見たこともないうどんって、日常的には出会わないんだよね。
そんな中で、新しいうどんに出会える。
ときめき、ドキュンだよ!
人との出会いがそうであるように、うどんとの出会いは、ときとして人生を左右するほど大きな出会いとなる。
▲ おおお、なかなかのビジュアル……。
ほとんど、温泉だよ!
湯気の動きに見とれていると、店のおじ様が「これ天ぷらです」と、天ぷらを持ってきてくれた。
て、天ぷらもあるとは!
カボチャの天ぷらが2つあるだけだけど、てっきり「かけうどん」だけだと思っていたから、かなり嬉しい。
▲ 並べると、素敵ング……。
うどんと、天ぷらが共鳴している!
俺には聞こえるんだ……。
天ぷら、そしてうどんの声が……!
シャープな麺線!
なだらかに伸びる、全体像!
綺麗だよ……。
キミは美しい……。
炸裂する……!
土佐本気カツオ出汁……!
まろやかだけれど、キリッと尖った出汁。ほんのり甘いけれども、あとに残らない。
カツオがバッ!ときて、バッ!と去っていく……!
高速カツオ出汁!
「ノスタルジックな雰囲気の店内で食べる、うどん。なにかほっこりするねぇ……」
そして。
冷たい「うどん」の大。
うわぁ……!
これまた素敵ングだよ……!
「冷たいうどんには生姜を……」と、店のおじ様が出してくれた、おろし生姜。
ありがたい……!
ありがたすぎていますよ!
俺が生姜農家だということは関係なしに、うどんには生姜、やっぱり欠かせないんだよね。
好みもあるけれど、俺は生姜を入れたほうが好きだなぁ……。
別皿に生姜を入れてくれているから、最初は入れずに食べて、あとから投入する食べ方も"あり"だよね。
『スプリング』の冷たいうどんは、いわゆる「ぶっかけうどん」。
ネギ、ワカメ、天カス。
具材は「温かいうどん」と同様の構成。
温かいうどんと、冷たいうどん!食感がまったく違う!
冷たくして食べると、麺の表面のツルツルとした舌触りが、より強調される。
どのうどん屋さんでも、温かいうどんと、冷たいうどんで、食感が違う。これはもう例外なく絶対に違ってくる。
水で締めたままの冷たいうどん。水で締めたうどんを、湯煎して温めたうどん。水で締めない、釜揚げ状態のうどん。
同じ人が、同じ生地でうどんを打っていても、水で締める、締めない、釜揚げの状態で、うどんは変わる。
その中でも『スプリング』のうどん。
温冷の差が大きいタイプだと思います。
「温」と「冷」。
「両面を知らないと、『スプリング』のうどんは知れない」。
「温」と「冷」。
それぞれに、それぞれの良さがある。
そう、人と同じように。
我々は、うどんから学ばねばならない。個々を尊重する大切さを。
「スプリング」まとめ。
出汁を楽しむなら、「温」。
麺の食感を楽しむなら、「冷」。
温冷の差が大きい『スプリング』のうどん。
是非!
「温」と「冷」、両方食べてみていただきたい!
誰かと一緒に行ってシェアして食べるのも、ありだよね。
すると「温」「冷」の対比がハッキリとわかり、同じ生地のうどんでもこんなに違うのかと、驚けると思います。
「温」「冷」の対比こそが、「うどんの面白さ」の一つなんだよね。
これを突き詰めると、竜一がかねてから提唱している「うどんは人間だ」理論にたどり着くのですが、そのお話しはまたの機会に……。
さらに……!
なんと!
隣の居酒屋さん『べんべん』でも、毎週金曜日のみ、『スプリング』と同じ「うどん」がランチタイム限定で提供されているそうです。
もしかすると『べんべん』で出されるうどんは、具材の構成が違うのかも知れない。
いったいどんな姿で提供されるのか、見てみたいねぇ……。
『べんべん』にも、また食べに行きます!
▼ 後日「べんべん」のうどんを食べに行ってきました。
関連記事:南国市の居酒屋「べんべん」金曜日ランチ限定で「うどん」提供中!)
「スプリング」の所在地、営業時間。
所在地/高知県南国市大そね乙1024(地図)
営業時間/11:00~14:00 *うどんは、金・土・日のみ。
一人行きやすさ/◎ いかにも喫茶店といった雰囲気の店内。行きやすい。
子連れ行きやすさ/○ ソファーあり。
*高知のうどん屋さんめぐりに「高知うどん全店リスト」も是非ご活用ください。