一般的に、「田舎に帰る」という表現はしても、
「都会に帰る」という表現は、あまりしない。
だけど、元々都会(といっても高知市だが)に住んでいて、
現在は田舎で暮らしている私にとって、
高知市内に行くということは、
「都会に帰る」というような、不思議な感覚がある。
この日、
用事があって市内に出て来た竜一。
路面電車のガタゴトと言う音。
シャー!と車が走る音。
行き交う人々の足音、話し声。
「市内は賑やかやな~」
心の中でそう呟きながら、中央公園をテクテクと歩く。
向かった先は、ココ。
『製麺処 蔵木』
にゃお吉さんのブログで見付けたの~!
(にゃお吉さんの蔵木の記事はコチラ→ 『にゃお吉さんの蔵木の記事へ』)
小さくて可愛らしい店内は、
黒色が印象的な、今風でオシャレなデザイン。
入り口から見て縦にカウンター席があって、
その背中側にテーブル席が、5席ほどある。
私が行った時、4~5人いた店員さんは、みんな男性。
それぞれが力の入った眼差しで、忙しそうに動いていた。
いつもなら注文を決めるのに、
信じられないほど迷う竜一。
しかし、ここでは即決。
その理由は、メニューの中に私が大好きな、
ある物の名前を見付けたからである。
『牛モツのつけ麺(大盛り)』
出されたそれを前に、
右手を天に掲げると、
私はゆっくりと語り始めた。
おうおう・・・牛モツよ・・・。
愛するそなたが何故ここに。
焼肉屋に行く奇跡があったならば、
そなたを注文しない日は無いし、
スーパーのお肉売り場でも、
いつもそなたを購入したいと思っているのだよ。
その声。
モツに届く。
竜ちゃん・・・。(〃ω〃) ポッ
牛モツ・・・!
二人が深い関係になるのに、
時間は掛からなかった。
ややや!
この麺はなかなかの太麺で歯応えがあるな!
そうだよ!竜ちゃん!
このお店の麺は、自家製麺らしいよ!
ふむふむ。
この食感、喉越しの良さ。
只者ではないな!
ネットリと舌に纏わり付くように濃厚なスープは、
シコシコとした食感の太麺に絡み付き、
圧倒的な攻撃力を生み出して、喉を越す。
こ・・これは・・・!
まるで生ビール・・・!
ゴクゴクと飲める・・・!
麺を・・・、
飲む・・・!
スープに溶けた
旨味と共に・・・!
『塩の中華そば』
基本的には、つけ麺が主体だと思われる蔵木。
しかし、普通のラーメンもありました。
つけ麺用のそれとはまったく違う、細めの麺。
スープは、とてもアッサリとしていて、透き通った味わい。
『羽根付き焼餃子』
羽根、全開。
まるで、円盤・・・!
まるで、フリスビー・・・!
投げたら、
犬が追いかける。
それだけは間違いない。
だから、決して投げてはいけない。
『製麺処 蔵木』
自慢の自家製麺の攻撃力が光るお店でした。
◆ 製麺処 蔵木
【営業時間】 11時30分~16時・17時30分~0時(金・土は深夜3時まで、日曜は21時まで)
【定休日】 無
【駐車場】 無
(牛モツのつけ麺750円、塩の中華そば600円、羽根付き焼餃子400円など。
大盛60円増、特盛100円増)
製麺処蔵木の場所