酒を飲んだあと、以前はラーメンやうどんを食べたくなることが多かったが、このごろは、よく「おでん」が食べたくなる。
具体的には、おでんの「牛すじ」が食べたくなる。
<俺は肉が食べたい・・・>
深夜の高知市帯屋町を歩きながら、時々そんな気分になる。
<俺は肉が食べたい・・・肉が食べたくなった俺はもはや肉食・・・>
俺はティラノサウルスだ。
(深夜の話なのに、画像が明け方の"ぎゅうせん"でもキニシナイ)
そして時々「ぎゅうせん」へ行く。
フラッと立ち寄って、入口の段差でつまづかないように気をつけながらフラフラ入る。
それから店の中央付近までフラフラ行って、そこで温められているおでんを自分で皿に入れて、先に代金を払っておく。
どれを取っても1本100円。
皿の脇に"練り辛子"を忘れずに付けて、あとは椅子に腰を下ろしてダラダラ過ごす。
牛すじ肉だけだとバランスが悪いので、天ぷらとコンニャクも添えた。
<ヘルシー・・・>
と私は思った。<コンニャクは体にいいんだ・・・>
深夜のぎゅうせんには、普段いったい何をしているのか想像も付かないような人たちが数人いる。
私はコンニャクにたっぷり練り辛子を付けて、かじった。
コンニャクが、プルップルッ・・・!している。
<辛い・・・でも辛いのがイイ・・・>
店員さんが出してくれたお茶をゴクゴク飲む。
お茶は全身を駆け巡り、両手の中指の先から突き抜けた。