高知市長浜から、高須に移転した『しまだ製麺所』は、僕の家から少しだけ近くなった。
セルフレーンの入口で「しょうゆ」を2玉で注文すると、すぐさま店のお姉さんが器に麺を入れて渡してくれる。
セルフレーンの途中には、たくさんの天ぷら類が並ぶ。
その中から、自分が好きな「ゲソ天」を見つけて、トングで挟んで麺の上に乗せる。
それから会計して、薬味を盛り、僕は壁際のカウンター席に腰を下ろす。
<カツオ節が入れ放題なのが、イイッ・・・!>
それは麺上で美味しそうに揺らめいている。<ふおーん・・・!>
相変わらず細めでエッジが立った麺。
僕はすすれない。
折りたたむようにして麺を食べる。
<ゲソ天がやわらかい・・・!>
と僕は思う。<ゲソ天がやわらかかったら、そこそこ幸せだな・・・>
フワリ。フワリ。フワリ。
ゲソ天がやわらかい。
「はふーん・・・ほみゅほみゅ・・・!」
食べ終えて、食器を返却口へ持っていく。
<そこそこ幸せ・・・>
と僕は思う。
ゲソ天がやわらかかったので、そこそこ幸せゲソ。
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