霜っ・・・霜っ・・・!
霜っ・・・!!
毎朝・・・!大地を凍りつかせ・・・!
実力・・・真価を見せ付ける・・・!冬将軍っ・・・!
<いやぁ・・・!ありがたいなぁ・・・!
身体の芯からキンキンに冷やしていただけてっ・・・!>
ありがたいなぁ・・・!
<これまで・・・冬とは思えないほど暖かかったのに・・・だよ・・・!
冬将軍ってば・・・!ここに来て・・・!突然の本気モード・・・!!>
いやぁ・・・ありがたいなぁぁぁ・・・!
ぼかぁ・・・旬の寒波を体感しているよっ・・・!
"この時、竜一の体感温度はマイナス2000℃。"
<おおぉぅっ・・・!それにしてもクソ寒いっ・・・!
今にも凍りつきそうだ・・・!!>
"寒いっ・・・!寒いっ・・・!
竜一・・・これだけ寒いと・・・伝家のうどんを回避してでも・・・!
こってり・・・熱々のラーメンが食べたくなる・・・!なってしまうっ・・・!"
「あぁっ・・・!
それにしても味噌ラーメンが食べたいっ
・・・!!」
<そうさ・・・!そうなんだよ・・・!
寒い日にはラーメン・・・味噌ラーメンが食べたくなるんだよっ・・・!
こってり豚骨も捨て難いが・・・今日は味噌だ・・・!断じて味噌の気分・・・!>
それも軽いのじゃなくて・・・!重たいのっ・・・!
ズッシリ胃に落ちるみたいな・・・!
こってり味噌ラーメンがイイッ・・・!
<でも・・・こってり味噌ラーメンっつったって・・・!
コレという店が思いつかねぇ・・・!>
どうすれば・・・!どうすれば・・・!
迷える子羊農民はどうすれば・・・!
神様っ・・・!
"その時、
竜一に、電流走る。"
<そういえば・・・!前に西のほうへうどんを食べに行った際・・・!
それこそ・・・"こってり"と"味噌"の両方を満たしてくれそうなラーメン店が・・・あったなぁ・・・!>
畑から・・・!
ひとっ飛び・・・!
鈴木さんちへっ・・・!
『こってり味噌ラーメン 鈴木食堂』
<来たよぉ・・・!来ちゃったよぉっ・・・鈴木さんちに・・・!
配色がいいなぁ・・・白に黒っ・・・!これだぁ・・・!>
到着した瞬間には、店前の駐車場は満車。
店の裏側にも駐車場があると書かれていたから、裏側に停めた。
大きく二部屋に分かれているような、変わった造りの店内。
入ってスグにある空間はほぼ満席だったから、どうしたものかと一瞬躊躇したけれど、
U字型の構造になっていて、奥に進んで行くと、さっきの空間とは壁を隔てて、もうひとつ空間があり、
そこは空いていたから、ヨシヨシと着席。
<これは面白いなぁ・・・この店内の構造は面白いよぉ・・・!
渡辺篤史だったら二時間・・・!最低でも二時間は眺め倒すだろぉ・・・!>
注文。
<さて・・・どうする・・・味噌か醤油の二択・・・塩や豚骨は無い・・・!
んんん・・・!やっぱり味噌か・・・!味噌ラーメンいっとくか・・・!>
で。
<上に乗せるもの・・・!ノーマル・・・唐揚げ・・・豚バラ・・・バターコーン・・・!
うぅん・・・!カツだな・・・あぁ・・・圧倒的にカツだ・・・!味噌カツだ・・・!!>
だって、高知県民だもの。
暫し、待機。
竜一、瞑想。
のち、登場。
『味噌カツラーメン(大盛) & 半チャーハン』
青龍・・・舞うドンブリ・・・!
カツ・・・!ドガーンッ・・・!
チャーシュー・・・!べろーんっ・・・!
褐色の衣を剥き出しにして・・・!
襲い掛かってくる鈴木食堂っ・・・!
味噌の歪から放たれる・・・!
ネギとモヤシと豚と豚っ・・・!!
<おやおや・・・!これは大変なことになっているぞ・・・!
一口カツじゃなくて・・・!バリバリのトンカツだぁぁぁ・・・!
その下に・・・これまたバリバリのチャーシューが涼しい顔で居座っていやがるという・・・!>
天使の誘惑っ・・・!
<へんしも・・・!へんしも食べておかねぇと・・・!
コイツは・・・俺をラーメン派に転向させかねない・・・!>
(※ 北海道の『西山製麺』という製麺所から、直送で仕入れているらしい、卵入り中太ちぢれ麺)
行くぜ・・・!ズルリと・・・!
<ぐっ・・・!コイツ・・・グリングリンにちぢれてやがるっ・・・!
そのちぢれている部分で・・・!スープを絡め取って・・・!>
ひたすらに・・・!あぁっ・・・!ただひたすらに・・・!
ゴンッゴンッ絡めて・・・!釣り上げてくる・・・!
入れ食い・・・!
入れ食い食堂っ・・・!
"こってり"と言っても、むせる様なドギツイこってりではなく、
クセも感じず、想像していたより、飲みやすいスープ。
しかし、弱いわけではなくて、
コク、奥行きの深さでシッカリと主張してくる雰囲気。
スープの中には、千切りにされたニンジンやタマネギも沈む。
すすりつつ飲みつつ・・・。
ラーメン、時々、半チャーハン。
さらに、ギョーザ。
<ラーメン屋に来ると・・・ギョーザはイッてしまうなぁ・・・!
代金高うなりはるなぁ・・・思うても・・・!ギョーザやからなぁ・・・!
お金"ぎょうざ"ん要っても・・・まぁしゃあないかなぁ思うて・・・どうしてもイッてまうんやわぁ・・・!>
『からあげ醤油ラーメン』
味噌推しの鈴木食堂の片翼を担っている醤油、
その「からあげエディション」
重量級の唐揚げが、三役揃い踏み。
そして、やはりチャーシュー、べろーん。
ドス黒くなく、
茶色っぽい色をした醤油スープである。
満腹。
食べ終えて、外に出ると、
突き刺してくる冬の冷気。
吐く息が白い。
スープの温もりが逃げない内に、
車へ急いだ。
◆ こってり味噌ラーメン 鈴木食堂(高知市城山町)
営業時間/11時30分~22時30分
定休日/無
駐車場/7台(店前と店裏)
(味噌カツラーメン980円、からあげ醤油ラーメン890円、ギョーザ300円、
半チャーハン・ラーメンの値段+300円、大盛100円増)
『鈴木食堂』の場所はココっ・・・!