セルフうどん 麦笑(むぎわら) 前編/進め!うどん農民!

投稿日:2012.04.02 更新日:

ドキドキ、ワクワク。
遊園地に着く直前の子供みたいに、気分が高揚していた。

久し振りに高知に新しいうどん屋さんが誕生したのだ。
記憶が正しければ、去年の秋以来で、もちろん今年初の新規出店。

しかも、それは『味里』の直線上にあり、徒歩1分。

最初からそのつもりだった。
新進気鋭の店に、逢いに行くつもりだった。
味里を並盛でやり過ごしたのだって、全部作戦。

新店はセルフ。

そういう情報は事前に掴んでいたから、
"セルフの店は大抵1玉の量が少ない"というセオリーから、味里に先に行き、
その後、腹の張り具合に合わせて新店で玉数を決めるという算段だ。

けれども、本来、私はハシゴが好きじゃない。

「うどんのメッカ・讃岐」にあまり行きたがらないのも、
香川に行くと、ハシゴすることが前提になってしまうからだ。

"好きなモノに潰されそうな幸福を味わいたい"

常にそう思っているのに、
香川に行くと、"ハシゴしなきゃ損"という感覚が必ず芽生えて、
1玉発注連発で数軒のハシゴをしてしまう。

そして、高知に帰る道すがらで、
"これが俺のうどんの食べ方か?"と、いつも自問自答してしまう。

<なんか・・・俺・・・俺・・・!
本当の勝負をしてないっ・・・死線をくぐってない・・・!
カネだけ出して、楽して喰って、あぁ美味しかった、なんかそれ違う・・・!>

そんなの勝負師じゃねぇっ・・・!

うどんに締め上げられるような愉悦。
それをハシゴでは味わえない。

味里から新店に歩くわずかな間にこの法則が、フッと脳裏を過ぎる。

<味里で安全策をとらずに、大盛発注するべきだったかな・・・。
で・・・新店でも2玉以上の発注・・・そしたら両店で悶絶の展開だったのに・・・>

だが、過去に後戻りすることなど出来ない。

元々、新店に行こうとしても味里に行こうとしてもこの距離感では、
どちらか片方なんて無理な話で、両方行きたくなる衝動に駆られる運命にあらがえない。

進め。

それでも前へ・・・!

近付くに連れて、
心の迷いは立ち消え・・・。

ドキドキしていた。
ワクワクしていた。

遊園地に着く直前の子供みたいに、気分が高揚していた。

<潰せっ・・・!
俺を潰せっ・・・!麦笑・・・!>

セルフうどん 麦笑

『セルフうどん 麦笑(むぎわら)』

(後編へ続く・・・!)
『セルフうどん 麦笑(むぎわら) 後編/新星キラリ』
 

 

  • この記事を書いた人

竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好きで大量の飲食店を食べ歩く日々。これまでに食べ歩いた飲食店は数千件。高知のグルメ情報はおまかせください。農業は生姜一本で稼いでます。>>詳細ページへ

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