はなまるうどん 高知インター日の出店

2012.09.30

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はなまるうどん 高知インター日の出店

2012.09.30

初めての『文吉』で、初めてのうどんを食べた。
初体験に触発されたのか、自分の身体の奥底から、魂の沸き立つ音が聞こえた。

店を出て、駐車場に停めた車のエンジンをかける。
それよりも先に響かせていた。

私の魂、"うどんエンジン"が、
甲高いエキゾーストノートを響かせていた。

<文吉で食べたうどんは大盛・・・つまりおそらくは2玉・・・!
俺のデフォは3玉・・・逆算的にまだまだいける・・・あと1玉・・・それでも標準っ・・・!>

高級な軽自動車を、高知市南部から中心部へ走らせる。
各所へ寄り道していると、時刻は16時になろうとしていた。

鏡川大橋北詰の信号にかかる。
<16時に開いているうどん屋・・・できれば軽いのがいいな・・・!>
握ったハンドルの上で、見えないキーボードを叩くみたいに指を踊らせた。

信号が青に変わって3列に並んだ車の列が、ゆっくりと動き始める。
私の車のスピードメーターも、ゼロから上昇を開始しようとする。
周りの景色が移り変わり始める同時に、脳内検索がHITした。

このまま真っ直ぐ・・・!

<はなまるが見えるまでっ・・・!>

そのとき私が走っていた道を真っ直ぐ行くと、
「はなまるうどん」があるのだった。

<1玉が軽い・・・16時でも開いている・・・!
しかもスグソコ・・・!完璧だっ・・・!>

はなまるうどん 高知インター日の出店

『はなまるうどん 高知インター日の出店』

<思い出せない・・・!
最後に来たのが・・・もう何年前であるか思い出せない・・・!
俺には思い出すこともできないよっ・・・!>

中途半端な時間でも、数人の客が入っている店内。

トッピングコーナーには、美味しそうな天ぷら類がたくさん並べてあって、
特に「唐揚げ」にしようか、「ちく天」にしようか、随分悩んだ。

<決められない・・・!
唐揚げにするか・・・ちく天にするか・・・決められない・・・!
両方・・・!?ダメっ・・・!両方なんて贅沢・・・バチが当たるっ・・・!>

お菓子は300円っ・・・!
トッピングは1個までっ・・・!

結局、「ちく天」にした。
意味など無い。ただなんとなくだ。

"常に物事には何か理由がある"と言う人もいるけれど、
私の人生は意味のないことだらけでできている。イチイチ理由なんてない。

ちく天にした理由を無理矢理あげるならば、
やわらかいほうが食べやすいかと思った。というぐらいだ。

注文カウンターまで達して「かかか・・・かけの小」と告げる。
かけ小105円、ちく天105円で、合計210円。

「はなまるうどん」は、"ぶっかけ"や"釜玉"などのメニューには、
まぁセルフだしこんなものかと納得する値段が付けられているが、
「かけ」だけは異常に安い。

105円の"かけ小"だけでは、なんだか悪いからと、
トッピングも取ったわけだけれど、それでも安い。

レジで綺麗なお姉さんが丁寧な口調で対応してくれる。
払う金額210円。210円では申し訳なく思えるほどにシッカリした接客。

会計を済ませて、薬味を乗せる。
生姜と天カスはあるが、ネギはない。

なるほど。

襲い掛かる高知最安値のかけうどん・・・!

はなまるうどん高知インター日の出店 かけ(小)&ちく天

『かけ(小) & ちく天』

<記憶していたより1玉の量が多い・・・!
ありがたいっ・・・ありがたいっ・・・!>

はなまるうどん高知インター日の出店 かけ(小) アップ

食べていると、小学校高学年ぐらいの男の子たちが、
数人ゾロゾロ入ってきて、カウンター越しに注文する声が聞こえてきた。

「ぶっかけの大!」
「きつねうどんの大!」

私は、105円の"かけ"の出汁を飲み干しながら苦笑した。

<俺より・・・いいもん喰ってる・・・!>

はなまるうどん高知インター日の出店 キャッチコピー!

(みんなに、おいしい驚きを。)

はなまるうどん 高知インター日の出店

◆ はなまるうどん 高知インター日の出店
(高知県高知市日の出町2-12)
営業時間/11時~24時(日・祝は23時まで)
定休日/無
営業形態/セルフ(トッピング→注文→会計→薬味→着席して食べる→食器返却)
駐車場/有

(かけ小105円、ちく天105円など)
『はなまるうどん高知インター日の出店』の場所はココ!