『EP1を読む』 『EP2を読む』 『EP4を読む』
「酒場・堀川」をあとにして、
夜の繁華街を西へ向けてテクテク歩く。
<いやぁぁぁー!
アルコール燃料のおかげで!
足取りが軽いっ・・・!>
新春!酒の3連戦!
ラストの大一番は、当然!
上品なBar!(ココ重要!)
LAST CHANCE
(ラストチャンス)!
高知市中心部の東にある「堀川」から、
西にある「ラストチャンス」までの距離は、
グーグル社の算用によると、約1キロ。
これを歩く。
<腹ごなしには、ちょうど良い距離だ・・・!>
と思えた。
が。
昼間から街中を、歩いて歩いて歩きまくった体は、
「堀川」から徒歩2分の「はりまや橋」付近で、
早くもヘタレ、立ち止まる。
<うへぇぇぇ・・・疲れた・・・!
もう歩きたくない・・・!>
はりまや橋名物、からくり時計が、
けたたましく鳴り響く。
それをスマホやケータイ、
あるいは一眼レフカメラで撮影する人々の脇で、
私は拳を握り締めた。
<疲れたな、じゃない・・・!
歩かなきゃ・・・!>
一歩ずつ前へ歩かなきゃ・・・!
チャンスは掴めないっ・・・!
決意、新たに、完全に覚醒してヘタレじゃなくなった私は、
歩く途中で、張り切って羞恥プレイ画像も撮影する。
それが、まさか数十分後に、
「え・・・これぐらい誰でもやるし・・・」
なんて、いたって冷笑される運命にあるとは、
このときは知るよしもなかった。
イクぜっ・・・!
2013年!新ポーズ・・・!
中央公園で、
シャキーン・・・!
<正月だけど、クリスマスっ・・・!
門松の季節に輝くツリーの美しさ・・・!
ありがたいなぁっ・・・!>
さらに歩いて!到着!
ラストチャンス!
(高知県高知市帯屋町2-1-36)
入口!正月仕様!
圧倒的みかん・・・!
奥のカウンター席に、腰を下ろす。
オーダー!
チーズ・・・!
<トロトロッ・・・!
上質の黒マグロみたいにトロけおおすっ・・・!>
カウンターの向こう側には、
マスターとセイヤさんがいるという、
いつものラストチャンスの光景。
<生姜の収穫前から・・・
何気に2ヶ月以上来てなかったんだな・・・!>
などとチーズを食べながら思いに耽り、
私は焼酎をゆるりと煽っていた。
そうしていると、
入口のドアが開いて、
ひとりの女性が入ってきた。
<おやおや・・・!>
ラストチャンスの番人!
ナイトクィーン!マキさん登場!
<ふおっ・・・!マキさん・・・!
新年を迎えて!さらにパワーアップしている・・・!>
マキさんが入ってきた瞬間・・・!
ナイトクィーンのオーラで・・・!
ラストチャンス店内の空間!時空に!
一瞬ひずみが生じて・・・!歪んだッッッ・・・!
グニャァァァッ!と歪んだッッッ・・・!
今年のマキさんは・・・!
時空をも支配しているッッッ・・・!
冗談はさておき、
マキさんも交えて、マッタリ飲む。
そうしていると・・・。
速報、舞い込む。
ブログ「飲んだくれの果て」を書かれている、
"お母さん"こと"かえ♪"さんの体調が思わしくない!
出撃不能であると・・・!
「えぇっ・・・そうなんだ・・・
来てくれそうな雰囲気だったんだけど・・・
体調が悪いのなら無理しないほうがいいよね・・・」
普通に、
テンション下がる、俺。
がっ・・・!
がっ・・・!
がっ・・・!
数十分後!
大どんでん返し!
お母さん!登場!
「お母さん・・・!
体調大丈夫なの・・・!?」
などと、お母さんを気遣う、
とても優しい、私。
そして、その後は、
「火星に生物はいると思いますか?」から始まり、
主に政治や世界経済や宇宙科学の話をして飲んだ。
(EP4へ続く・・・!)
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【次回予告!】
出逢いは突然だった・・・!
とくに泥酔するわけでもなくマッタリ飲んでいた(と思う)竜一が、大興奮!
シドロモドロ!シッチャカメッチャカ!正月の凧のように!舞い上がる・・・!