『中国料理 包(パオ)』
世界を包む闇をガラス越しに見ているときに「餃子」がきた。
卓上に置かれている"餃子のタレ"と"ラー油"を小皿に垂らし、餃子を一つ、浸けて食べる。
「皮がモチモチ・・・」
と私は口を動かしながら呟く。「ニラがいっぱい入ってる!」
餃子の香りが鼻から抜ける中。
直後にきた「チャーシューメン」を食べる。
<ほむほむ・・・!>
濃いめでシッカリしたスープの味が、口の中に広がる。<ほむほむ・・・!>
麺をいくらかモグモグしたあとに、チャーシューをモグモグ。
それからスープをゴクゴクして思う。
<コリャァ・・・!
ラーメン屋さんのラーメンと・・・また違う・・・!>
中華料理屋さんのラーメンだッ・・・!
<当たり前っちゃ・・・当たり前か・・・
だってココは中華料理屋・・・>
さらに「半・天津飯」
私はどうしても「天津飯」が食べたかった。
いますぐ天津飯を食べないと、"天津飯禁断症状"が出て、自宅まで帰り着けない危険さえあった。
でもメニューに「半・天津飯」の記載はなかった。
そこで、なんとか「半・天津飯」を作ってくれないですか、と店の女性に相談した。
すると、作ってくれた・・・!
<ありがたいっ・・・ありがたいっ・・・!>
しかし、"半"なのに、なかなかの大容量。
<この天津飯・・・!100ギガバイト・・・!>
と私は半・天津飯の容量を見積もり、感動した。<ありがたいっ・・・!>
『坦々メン』
(メニューにオススメマークが付いていた!)
会計を終えて店を出る。
全身がチャーシューメンのスープと餃子の香りに包まれている。
「すっかり包まれちゃったぜ・・・!」
と私はよくわからないことを呟きながら高級な軽自動車に乗り込んだ。
◆ 中国料理 包(パオ)
(高知県高知市杉井流17−7 マンションエレガント1F)
営業時間/11:30~15:00(LO.14:30)- 17:30~22:30(LO.21:30)
定休日/日曜日
駐車場/有