中土佐町久礼の『大正町市場』に行くと、サメがいた。
「うへぇぇ・・・!すごいねコレっ・・・!」
私は弱々しい声をあげて驚いた。圧倒的迫力。ブッ倒れそうだ。
お店の人のジョークだろう。
サメは一匹の魚を頭から飲み込もうとする体勢で置かれている。
<サメのヒレがフカヒレになるんだよな・・・>
と私はサメを見ながら思った。<サメの身の部分は食べれないのかな・・・>
大正町市場を出て、海のほうへ歩く。
お盆休みの期間中で人が多い。そしてとても暑い。
浜辺へ着くと、木陰のベンチに腰を下ろして、手にぶら提げてきたビニール袋の中から、透明なパックを取り出す。
中には「ちくわ」が入っている。
しかし、ただのちくわではない。
ちくわを縦半分に切って青さ海苔と一緒に油で揚げたものだ。
「前に"ひじきの天ぷら"を買ったのと同じ店で買ったんだお!」
と私は独り言を言った。
(目隠し入れてます。竜一さん、アホみたいな顔になってましたッ!)
ちくわをムシャムシャかじる。
「おぉーん!美味ひいー!」
青さ海苔の香りが鼻から抜ける。「ありがたいっ・・・!」
それから腹ごなしに、浜辺で恒例の「ジョジョ立ち」をすることにした。
「フ・・・フフゥ・・・」
(竜一、水平線を見つめながら完全にジョジョな表情で言う)「俺はイオンモール高知の中でも腹ごなしにジョジョ立ちを決めた・・・それも数名の女子高生に若干笑われながら・・・だ・・・」
だが・・・あんな辛酸・・・ここでは舐めなくてもいい・・・!
なぜならば・・・この浜辺にはロクに人がいないからだッ・・・!
(そう言って撮影している最中に、小学生ぐらいの子とお母さんがやってくる、しかし竜一、もう引くに引けない)
うわぁーッ!
ちょっと恥ずかしいぞッ!ジョジョーッ!!!
※ よい子のみんなへ。
道ばたでジョジョ立ちしている竜一さんを見ても、「あの人!変ー!」なんて指をささないでくださいね☆