農家レストラン「まほろば畑」(道の駅南国 風良里)ランチバイキング

2013.12.20

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農家レストラン「まほろば畑」(道の駅南国 風良里)ランチバイキング

2013.12.20

南国市。
『道の駅南国・風良里(ふらり)』

そこで毎週1回。火曜日のみ。
農家の女性グループが『農家レストラン・まほろば』なるものを開催していると聞いたのは、随分前。

火曜日に絶対開催されるわけではないため、公式サイトの営業日をご確認ください南国市/農家レストラン まほろば畑

しかし「火曜日のみ」という条件が足かせとなって、なかなか行けず。
月日は流れ、12月17日。

<おっ…今日…火曜日じゃないか…!>
唐突に風良里のことを思い出し、フラリと出向いた。


<来たはいいが…まだあるのか…!?…券っ…!!

事前に調べて知った、農家レストランのシステムは特殊。

料金1000円。
50分間、食べ放題。

いつ入ってもいいわけではなく、総入れ替え方式。

入れ替え時間

  • 1回目/10:50~11:50
  • 2回目/12:00~13:00
  • 3回目/13:10~14:10

* 各回50~70名程度が入店可能

すべての回の食事券は、10時30分より販売される。

私、到着。
このとき、すでに11時45分。
狙った12時の回ギリギリ。舐めきった時間。

<10時30分から売ってんだ…もう食事券が売り切れていたとしても…驚きはしない…!>
ある程度、覚悟しながら1階エントランスホールに入る。

すでにエントランスホールには、大量の人!人!人!
<うぐっ…予想通り…すし詰め…!無いかもしれない…もう食事券…無いかもっ…!!>

階段の下に、オバチャン発見。
誰が見ても、受付。駆け寄る。駆け寄って発声。

「ま…まだありますか…じゅ…じゅじゅじゅ12時の回…!」
常人では考えられないほど、ドモッた。

するとニコヤカに、オバチャン。
「ありますよぉー!」

「あ…ありますかっ…!?」
「ありますよぉー!お一人様1000円です!」

天使……!
オバチャン!大天使っ…!!

<掴んだ…この道の駅南国・風良里で…!強運…!来年の分の運まですべて使い果たす…圧倒的強運…!掴んだぁぁぁっっ…!!>

代金と引き換えに、念願の食事券を頂く。
<39番と書かれている…これが俺の番号…!嬉しい…ミックミクだっ…!!

それから待つ。
12時になるまで待つ。

平日ということが関係しているのか。
詰め掛けた人々の年齢層は、高め。
私のお祖父さんお祖母さん世代が主。

<金髪なんか俺一人…影は薄いが無駄に目立つ…!これなら迷子になる心配はなさそうだ…!>
わけのわからないことを思いながら、待つ。

やがて、時は12時。
一人のオバチャンが階段の下に立ち、食事方法の説明を始めた。

<ふむふむ…バイキング形式なんだな…>
初めての挑戦で、まったくわからないので、酒のことは今だけ忘れて集中して聞く。

<なるほど!食事スペースは2階…!とすれば…この上に…すでにもうお料理が用意されているという図式…!!>お腹が鳴った。

「野菜ばっかりですけど…」
オバチャンは一通り説明し終えたあと、そう言って苦笑した。

<いいさ…野菜ばかりで…!農家レストランという時点で…もう最初から野菜食う気満々…!むしろ…食い尽くしてやるっ…!!>

農家レストランに挑む、農民。
電撃の50分間が、始まろうとしていた。


オバチャンの説明。一通り終わった。
食事券に記載された番号が呼ばれ、順次階段を2階へ上る。

階段を上った先。
別のオバチャンが待ち構えていて、箸を渡してくれた。

<おぉっ……!!>
目の前に群雄割拠の料理たちが見える。美味しそうだ。

<皿っ!皿は何処に…!>
早速、取ろうとした。

がっ!

「まず席を確保してください」
とオバチャンは言う。

<そうか…席を確保しなきゃ…!
危ない…そのまま料理に飛びかかるところだった…!>

特徴的なC字型の店内。
細長く湾曲した空間の両側が窓になっていて、その窓際にテーブル席が配置されている。

<ここにしよう…!>
さっき貰った箸を置く。これで席の確保完了。

いよいよ料理を取りに行く。
バイキング形式で取る料理。
同じものが2箇所に配置されている。

隊列に並ぶ。
話の通り、料理は野菜主体。

<迷うことはない…全種取るっ…!>
好き嫌い、ほぼ、ない。

オバチャンたちが作ってくれた料理…!
盛ってやる…限界まで盛ってやる……!!

この『農家レストラン』
食べ放題の制限時間は50分。
一般的によくある食べ放題の時間と比較すると、短め。

<何度取ってもいいとはいえ…何度も取りに来ていると時間的なロスが大きい…!ならば一度にたくさん盛る…!それが効率的に最善のはず…!>

山盛り…特盛…!
テンコ盛り作戦っ…!!

だが、皿は浅め。
あまりにも盛ると、料理を床に落とす危険があると発覚。

<よしっ…!散々意気込んだが…テンコ盛りはやめておこう…!!>
結局、わりと普通に盛る。

風良里1

ジャーン……!
降臨する!農家の台所っ…!!

風良里 農家レストラン 1217メニュー

(この日のメニューは上記)

風良里2

<やっぱり人気のあるメニューと…ないメニューがあるんだな…>
料理を取りに行った際、大皿に入れられた料理の残り具合を見て、そう思った。

いかにも好き嫌いが分かれそうな野菜を使った料理は、残り気味。
万人受けしそうな野菜を使った料理は、すでに売り切れ寸前といった雰囲気。

風良里3

<俺は食べる…何でも食べる…!
食べて食べて…食べまくる…!いっぱい…いっぱい…>

(はい!ご一緒に!笑)

いっぱい食べて、大きくなります!

テーブルの脇に見つける。
道の駅などでよく売られている物。

風良里4

高知県産!柚子唐辛子!

<大変だ…!大変なことになった…!
俺…これ前から一度試してみたかったんだ…!>

しかし何にかければいいのか、わからなかった。
とりあえず唐揚げにパラパラとふりかけてみた。

食べてみた。

<おおおっ……!>

なすのタタキや、白和えなど。
ウチのオバ=アも作る料理だが、オバ=アが作るのとは、また味が違っていて感じる、料理の奥深さ。

<子供の頃…友達の家でご飯をご馳走になったときの心境を彷彿とさせるぜ…!>

一通り食べた。

おかわりだ…!

風良里5

<ククク…いなり寿司を4個取ってきてやった…!>
いなり寿司や五目寿司の中には、微塵切りにされた生姜が入っていた。

<旨いっ…!柚子酢の効き加減が絶妙…!
そして何より……何より………!>

生姜が旨いっ…!!

風良里6

シメにコーヒーをいただく。
これもセルフで飲み放題。

<いやぁ…激戦だった…!オカズだけだとあまりお腹が張らなかったから…調子こいて…いなり寿司ガブガブ食べたら悶える羽目になって絶頂さ…!>

今年の『農家レストラン』の開催は、これで最後。
次回は年明けからとのこと。

<聞けば…オバチャンたちのチームはいくつかあって…週ごとにチームが違うらしい…!同じチームでも毎回作ってくれる料理は違うだろうし……>

食べ終えて高級な軽自動車へ戻る。

<こりゃあ…年が明けたらまた来なきゃね…!今度は冬野菜バリバリかっ!?シシ鍋とか…やってくれないかな…!>

キーを回すと高級な軽自動車は、絶叫するように、悲鳴みたいなエンジン音を響かせた。