つけSOBA GOKU-TUBUSHI -ゴクツブシ-

投稿日:2014.09.05 更新日:

新しい蕎麦屋ができたと聞いた。これまで高知になかったような蕎麦を出す店だという。

<桟橋のサンプラザの裏……>
高級な軽自動車のハンドルを握り、電車通りから西側へ回り込む。

はつけん!

『つけSOBA GOKU-TUBUSHI -ゴクツブシ-』という強そうな名前のその店は、閑静な住宅街の一角にあった。

店の脇に、一台分のみある駐車場が空いている。
<三年分くらいの運をこれで使ってしまった気もするが…ラッキー!>

だが同時に不安の波が心に押し寄せる。
<大丈夫かな…俺……>初めての店に一人で入店。初めてのデートのときみたいにドキドキした。

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意を決して、入口の自動ドアをくぐった。
店内はそれほど広くない。カウンター席が、まばらに二席ほど空いているのが見えたが、あえてそこには座らずに小上がりを選択した。

<出来るだけ人のいないところに……>よく知っている誰かがそうであるように、私のパーソナルスペースも広め。知らない人が側にいる状況が苦手だ。

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卓上に置かれたメニューによると、蕎麦は三種類。「肉つけSOBA」「鳥つけSOBA」「つけSOBA」 一般的な蕎麦屋のように「かけ蕎麦」などはない。

いつもは優柔不断だが、この三択は迷わない。

<"肉つけSOBA"はおそらく牛肉…!"鳥つけSOBA"と値段が同じなんだったら…どっちが食べたいとかじゃなくて…単価的に高そうなほう…>

つまり鶏肉ではなく牛肉にするのが、健全な庶民感覚ってもんだろう……!!

さらに、「大盛り無料」と書かれている。
<なにっ…!>健全な庶民、これに食いつく。<だったら大盛りにしたほうが得じゃないか…!>

しかしその下に「(並みでも量は多いです)」とも書かれている。
<待て…ちょっと待て…早まるな俺…!これ、もしかして大盛りにしたら凄まじい量が提供されるパティーンじゃないのか…!>

熟考ののち、怖いので「並み」にすることにした。

提供速度、早め。次回の国会の行方を気にしていると、すぐにきた。

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す…すごい!こんな蕎麦、見たことねぇ!

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海苔、どっさり。

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生卵付き!

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ポーカーフェイスを装うも、内心ビビッていた。
<並みでも本当に量が多い…!食べきれなかったらどうしよう…!>

私は子供の頃からお残し厳禁文化で育ったので、出された食事を残すということに強烈な罪悪感を覚えてしまう。残してしまうかもしれないという不安は、恐怖に直結する。

何としてでも食べきらなければならない。

GOKU-TUBUSHIに、潰されるわけにはいかない。

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挑む、山っ!

<うぉぉぉぉ……!>
蕎麦をすする音とBGMが静かに響く店内で、私の闘いが始まっていた。

浸けては食べ、浸けては食べる。
<麺、結構固い…!でも固いのが…イイッ…!>

固い。固いからこそ食べ応えも、かなりある。喉を押し広げながら通り、お腹にズッシリと落ちる。

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三分の一ほど食べたところで、生卵を投入。甘辛く感じたつけダレの味がまろやかになった。

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肉、ネギ、海苔、蕎麦。それらに喰らいつく。

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終盤。ペースが落ちてきたところで、卓上に置かれた天カスを入れる。食感に変化がついて最加速。

麺を食べきった。

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つけダレを「そば湯」で薄める。

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全部飲んだ。

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◆ つけSOBA GOKU-TUBUSHI -ゴクツブシ-
(高知県高知市百石町1-13-1)
営業時間/
11:30~14:30
17:00~21:00
定休日/月曜日
駐車場/1台

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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