麺房まつみ 「ハードル上げていこうぜ!」の巻

2015.07.14

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麺房まつみ 「ハードル上げていこうぜ!」の巻

2015.07.14

嫁の実家の2階でゴロゴロしていると、
下から声がした。

「竜一!お昼どうするーーー?」
嫁のお母さんの声だ。

「あぁ………
僕もどうしようかなと思ってるとこで…えへへ」

このとき嫁は出かけていて、いない。

「うどん行くかえー?
お父さんがご馳走しちゃおとー!」

「え!ホントっすか!ほいたら行きます!」


昼過ぎ。14時前後。
時間が遅かったこともあり、
一軒目に目指したうどん屋はあえなく麺切れ。

「塩田町に美味しいうどん屋があるんですけど、
行きます?そこ結構美味しいっすよ!」

行く前から「美味しい」を連呼し、
店側のハードルを勝手に上げまくりながら、到着。

麺房まつみ

『麺房まつみ』

ちょうど先客の車が出るところで、
難関の駐車場争奪戦を運よくクリア。

カウンターのみ。10席もない。
決して広くはない店内。
ここも運よく、ちょうど3席空いている。

流れがきたっ………!

3人。並んで座る。

麺房まつみ・五目・山かけ・冷五1

先にお母さんの『五目』

「写真撮りや!」
そう言ってうどんを差し出してくれるお母さん。

「いやいやいや別にえいっすよ!」
「まぁ撮りやー!」

婿がうどん野郎ですみません…!

麺房まつみ・五目・山かけ・冷五2

次にお父さんの『山かけ』がくる。

「ほい!撮りや!竜くん!」
「いやいやいや!ええっすよ!」
と言いながらシャッターを切る婿…!(笑)

私が悪いんじゃない。
こんなにまで私を狂わせるうどんが悪いのよ!

キャバ嬢に貢いでおいて、
貢がせたキャバ嬢にも責任の一端はある的な
ことを言ってみる理論に似ている。(知らんけど)

麺房まつみ・五目・山かけ・冷五3

そして私の『冷やし五目』
大根おろし、ワサビ、別盛。

麺房まつみ・五目・山かけ・冷五5

ぶっかけ出汁でいただくぜっ…!

しなやかな、やわゴシの麺。
噛まずとも飲める勢い。

隣にいる、お父さんとお母さんの感想が気になる。

たぶんこのとき、
まつみの大将よりも私のほうがドキドキしていた。

美味しい、美味しい、
と散々ハードルを上げてきたけれど、
果たして「婿の言う通りや!」
と思ってくれているのだろうか…。

結局、感想は聞けずに店を出た。

麺房まつみ・五目・山かけ・冷五4

車に乗り込む。
お母さんの五目の出汁を貰って飲んでいたお父さんが言う。

「あの出汁は、
二日酔いのとき飲んだら、
一発で治る出汁やね!」

↓ ブシュ!と一発!浣腸を!