ゼンショーグループの牛丼チェーン『すき家』から期間限定で発売中のメニュー「黒毛和牛のビーフカレー」。
並盛の「牛丼」が350円で食べられる『すき家』において、890円もする「黒毛和牛のビーフカレー」。
圧倒的割高感。
「牛丼の2倍以上の価格は、率直に言って高く感じる。しかもいくら和牛を使っているとはいえ、カレーだろ?本来は庶民的な料理じゃないかと思うわけだ」
たとえば高知の一般店では、おおむね400円前後で提供される「かけうどん」1杯が1,000円ほどする。そんな勢い。
「しかしネットの口コミでは、890円の価値は十分にある。高くても食べる価値がある、とのこと」
気になる……!
いまこそ『すき家』!そのカレーの全容を暴いてやる……!
店舗に入るのはたぶん十数年振りの「すき家」 pic.twitter.com/iZA5J9AbIx
— 竜一@高知グルメ&地域情報 (@Ryu_wld7) June 3, 2017
テイクアウトは最近したけれど、店舗に入るのは十数年ぶりの『すき家』。
(参考記事:すき家で持ち帰り「わさび山かけ牛丼」と「しじみ汁」を食べてみた)
すき家のメニュー。
元々たくさんのカレーライスが提供されている『すき家』だが、今回の目当ては……。
これだ!
黒毛和牛のビーフカレー……!
ご飯「並盛」が890円。「大盛」が920円。
価格差30円!
「30円しか違わないのならば、"大盛"にしたいところ。だがご飯の量に比例して、カロリーは120キロカロリー増し……」
長考する竜一。しかし……!
「背に腹は代えられない。むしろカロリーが脂肪に代わる。大盛が明らかに高コスパだとしても、ここは並盛で自重。耐えるときだ……」
すき家はコミュ障も安心。呼び出しボタン制。
押す!呼び出しボタン!
すぐさま来てくれる店員さん。
「こ、この和牛のカレーを……」
セレブ専用カレーを俺に……!
すき家「黒毛和牛のビーフカレー」。
色!濃い!
「ワカメスープが付いている……」
そのとき竜一、気付く。
「カレーの表面に、何か赤い粉が振られている……」
「何だろうこの粉。まあいいや……」
福神漬けも搭載!
「普段あんまり食べないからか、たまに福神漬けを食べると異様に美味しく感じるんだよ。もはやカレーすら、いらない勢いで……」
注目の和牛。
「肉量はそれほど多くない。けれども……」
やわらかい!
「上質の羽毛布団、あるいは高級なソファーほどにやわらかい……」
卓上に置かれている「紅生姜」。それを途中から投入すれば「生姜カレー」に早変わり。
カレー自体は、かなり濃厚。
「コスパは高くないけれど、"美味しいカレーが食べたい"ってときにはいいかもしれない」
カレーといえば…の『ココイチ』との比較では……。
「ココイチとは味の濃さがまったく違い、ココイチのほうがもっとマイルド。万人ウケする味に思えるが、すき家のカレーはどちらかと言えば大人向け。大人の中でも濃い味が好きな人向け、といった様相……」
『すき家』の期間限定メニュー「黒毛和牛のビーフカレー」。それは大人のダンディズムを漂わせる濃厚カレーだった。