早い、安い、高知県を代表する観光地「桂浜」近くのうどん屋さん『浜心うどん』。
2011年のオープンから、はや7年目を迎えられる。
オープン当初の記事:さぬき自家製麺 浜心うどん 前編/セルフの新風
浜心うどんの店内
カウンター席、テーブル席に加え、6人がけの座敷が3卓ある『浜心うどん』の店内は、一人でも幼児連れでも行きやすい構成。
セルフ方式のお店で、カウンター越しに注文してうどんを受け取り、先払いで会計するシステムになっている。
浜心うどんのメニュー
浜心うどんで特筆すべきは、年中「冷やかけ(冷たいかけうどん)」が提供されている点。
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その「かけうどん」は小210円からと、リーズナブルな価格設定になっている。釜揚げ系のうどんが提供されていないのも特徴。
しかし今回は10月、気温もだいぶ下がってきたということで、温かい「かけうどん」と、「肉カレーうどん」をそれぞれ(大)で注文。
かけうどん、カレーうどん
かけうどん、肉カレーうどん、それぞれの湖面に沈む長い麺。
▲ トッピングは、アジフライ、ちくわ天、唐揚げ。
浜心うどんのかけうどん(大)
初手は、オーソドックスな「かけうどん」。
昆布のお出汁が効いている!
♪ こんぶ~だし効いてるよ!カツオと昆布の合わせ技!
……という歌が昔あったけれど(知らない?)、今回はあえてネギを少なめに入れて、おろし生姜を落とし、天かすを多めに入れてみました。
お出汁をギュッと吸った天かすを、食べると思う。
ああ!天かすうまい!
二日酔いのときなんか、天かすを散らした、かけうどんのお出汁だけ飲みたい。そういう気分になりませんか?
それを白いごはんにかけて、出汁茶漬けにしてもおいしいかもしれない。いいや、おいしいはずだ。間違いなくおいしい。
お出汁は、日本人の心を安らげてくれる。
変なマッサージ器はいらない。
お出汁は、心をもみほぐしてくれるのです!
浜心うどんの肉カレーうどん
次順は「肉カレーうどん」。
通常のカレーうどんに、牛肉がギュウギュウ、"ギュウギュウ"詰めになるほど入っています。
牛だけに!
▲ アジフライを、あえてカレーうどんにのせていく。
こんな贅沢なことがあるでしょうか!
ご家庭でカレーうどんを作ったあげく、アジフライをのせるなんてことは、なかなかできません。
麺を茹でて、カレー出汁も作って、肉を煮込んで、ネギをきざみ、生姜をおろし、アジフライまで揚げる。ご家庭で1食に対して、そこまで手をかけていられますか?
よほど暇でないとできない。
ところが『浜心』さんなら、棚に並んだトレーから、アジフライをトングで挟んで取るだけで、
そんな贅沢が可能になるんです!
ああっ!贅沢っ!!
こんな贅沢なうどんの食べ方は、通常の自然界ではあり得ないのです!
お肉も盛りだくさん!
生きていてよかった!
そのように私はこの「肉カレーうどん」を眺めながら、ちょっとだけ泣きました。
ピリッと辛いスパイスは、心のスパイス。
束の間、日々の忙しさから解放していただける。
カレーのスパイスと、生姜の力で、身体が温まる。
冬場でも『浜心うどん』からの帰りは、上着を脱いで半袖でよいのではないか。そんな気にさえさせられる。
「桂浜で身体が冷えたら、浜心うどんで温まろう」
2017年冬、私はそのキャッチコピーでまいります。
「浜心うどん」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/高知県高知市長浜5640(地図)
営業時間/11:00~16:00
定休日/無
駐車場/有
一人行きやすさ/◎ カウンター席あり
子連れ行きやすさ/◎ 6人がけの座敷3卓あり