こんな寿司……!
初めて見たっ……!
2017年11月3日、回転寿司チェーン『無添くら寿司』からユニークな寿司が発売された。
競争が激化している回転寿司業界。これまでにも奇想天外なネタをのせた寿司が、各社から発売されてきた歴史があるわけだが、
この発想はなかった!
ネタを変えるのではない、器を変えるのだ……。
かぐや姫からの贈り物。
天空から舞い降りた新しいお寿司!
竹姫寿司!
竹に……!
お寿司が……!
入ってるっ……!!
正確には竹でなく、竹を模したプラスチック製の器に入った寿司なのだが……。
「ちょっとビックリ、ビッくらポン。こう来るのかと……」
「竹姫寿司」のラインナップは今後さらに増える予定とのことで、2017年11月現在「いくら」「ねぎまぐろ」「たら白子ジュレポン酢」「えびマヨ」「まぐろユッケ」と合計5品が発売されている。
価格はすべて一皿100円。
安い!
この局面………
すべてを食べ尽くす!
くら寿司の新作「竹姫寿司」全5品を食べる
現れる……!
前代未聞の寿司……!!
感じる……!
竹姫こと……
かぐや姫の気配を!
竹姫寿司「いくら」
竹に入った、イクラのお寿司。
その姿はまさに「かぐや姫」を彷彿とさせる。
「イクラ……お前はもしや、かぐや姫か……!」
そうたずねる竜一に、答えるイクラ。
「うん、かぐや姫よ」
まぐろユッケ
続いては「まぐろユッケ」。
竹の中に、マグロの赤身と温泉卵が詰められている。
なんて可愛いのだろう。
また聞く竜一。
「この可愛さ……まぐろユッケ、お前はかぐや姫か?」
「そうよ。私はかぐや姫よ」と、まぐろユッケも答える。
「なるほどねぇ。みんなかぐや姫なんだ。竹取物語のかぐや姫なんだ」
とすれば……
私は竹を取るおじいさん……。
「私があなたのおじいさんですよ。かぐや姫……」
そう言う竜一に、まぐろユッケは微笑んだ。
たら白子ジュレポン酢
タラ(鱈)の白子に、ジュレ状になったポン酢が添えられている。
私、白子、好き。
お米、うどん、白子、白いものは大概うまいのだ。
えびマヨ
4品目は「えびマヨ」。
当たり前だが、エビマヨが入っている。
「エビマヨは可愛いというより、どちらかといえば、エレガント路線のかぐや姫だな……」
ねぎまぐろ
最後は「ねぎまぐろ」。
こちらも名の通り、マグロとネギが入っている。
「ネギマグロ丼とか、ネギトロ丼とか、うまいんだよねぇ……」
そう言いながら食べる竜一。
「竹姫寿司、ホント、ドンブリみたいだ……」
そんな言葉が自然と漏れた瞬間、ハッとした。
「言って良いのか悪いのかわからないけれど、私は気がついてしまった……」
竹姫寿司は、ドンブリである。
「お寿司というより、ミニミニドンブリみたいな……そんな感じ!」
でも、おいしい。
「天空から舞い降りた新しいお寿司」
まさにそのキャッチコピー通りの寿司だった。
竹姫寿司のお皿の返し方
くら寿司といえば、「ビッくらポン!」
各テーブルに備えられた「皿投入口」に食べ終えたお皿を合計5皿投入することで、そのときどきのグッズが当たるゲームに挑戦できるわけだが、竹姫寿司がのせられたお皿は、くら寿司で提供される通常の寿司の皿と形状が異なる。
そこで湧いた疑問。
「竹姫寿司のお皿は皿投入口に入るのか?」
答えはすぐに見つかった。
竹姫寿司のお皿(えくぼ皿)は、皿投入口に投入していただけます。
「あの皿、えくぼ皿っていうんだねぇ……」
2017年11月時点で発売されている「竹姫寿司」は全5品。
5品すべてを食べ、お皿を皿返却口に投入すると「ビッくらポン!」が確実に1回はできる計算になる。
食べ終えた竹姫寿司のえくぼ皿、合計5皿を投入した竜一。
一世一代の大勝負!
ビッくらポン!チャレンジ!
勝負の結果は………!
残念な結果……!
「ハズレるなんておかしい!こんなん八百長や!」
こういうとき、本気になる大人、それが竜一。
竹姫寿司、おいしかった。
作ってくれたかぐや姫に、ごちそうさまでした。そう言いたい。
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