『前編を読む』 『後編を読む』 初めて甲子園を肉眼で見たときから、甲子園は何かに似ている気がしていたが、それが何であるか、どうしても連想が辿り着かなかった。 けれども今回で三度、生の甲子園を見て、"何か"が何であるかの答えを、ようやく私は導き出した。 わかったのだ。 前回の外野席から見ても、今回のアルプス席から見ても、どこからどう見ても、どのような角度から見ても、甲子園の形状は、"うどんのドンブリ"なのである。 ただひとつ違うのは、入っているのが「麺」ではなく「観客」だということだ。 伝説の"星野フィーバ ...