普段、「醤油」や「ぶっかけ」などの冷たいうどんを食べる事が多い私の中では、
"うどんは温かいものである"というイメージは無く、
むしろ、"冷たいものである"という感覚が強い。
日頃、麺が好きだと言っても、完全うどん派な私も、
寒い冬の夜なんかには、うどん屋に行く予定を変更してでも食べたくなる・・・。
ラーメン・・・☆
「これからの季節・・・温まるラーメン・・・!
いいよねぇぇぇ・・・!」
などと、"冬と言えばラーメン!"的な色合いで書いてはみたが、
実際に行ったのは、10月の上旬。
その頃の南国高知は、まだまだ暖かかった。
農作業が早めに終わった夜、
かねてから当ブログのコメント欄で薦めて頂いていたことに端を発して、行った。
『ラーメンのほうれんそう』
<自販機・・・!いっぱい・・・!>
この自販機、
なかなかに人気。
私が、HOGEHOGEと眺めている間にも、
"数台の車が止まっては、飲料を買って立ち去る"
という光景が、数度繰り広げられた。
入らば、キュート。
可愛らしい女性の店員さんに、
声をかけてもらいながら、入店。
見やるメニュー・・・!
<カツらーめんが・・・四つ・・・!
醤油・・・!塩・・・!味噌・・・!豚骨・・・!>
四択ときたかっ・・・!
<通常・・・!トンカツが鎮座するラーメンといえば・・・味噌カツ・・・!
あるいは・・・醤油カツ・・・メニュー表記上の・・・カツラーメン・・・!>
つまり・・・!大抵は・・・!
味噌か・・・!醤油の二択・・・!
<塩・・・豚骨・・・それも示すこのパターンは・・・!
なかなかに・・・!珍っ・・・!!>
他にもたくさんメニューはあるが・・・!
今日の俺の気分は圧倒的にカツ・・・カツしか見えねぇ・・・!
<だから当然・・・この局面でのオーダーはカツラーメン・・・!
味噌カツしか無かったら・・・!とっくに味噌カツにしているが・・・!
一拓・・・二択・・・ではなく四択だ・・・!
四つもあったら・・・!これは即決出来るほうが可笑しいという次元・・・!>
3年っ・・・!!
少なく見積もっても3年は迷えるっ・・・!
だが・・・3年は現実的じゃねぇ・・・!
さすがに・・・お腹が空き過ぎる・・・!
出来れば・・・!3分・・・3分で決めたいところ・・・!
<味噌カツでいいような気もする・・・!
でも・・・どうせだったら・・・!他で食べられない塩か豚骨・・・!
そのいずれかで・・・イッときたい気もする・・・!>
塩カツは未体験・・・!
豚骨カツは一度だけ・・・野市のめんぱるで体験した・・・!
だったら未経験の塩か・・・!
<いや・・・!だが・・・!
ほうれんそうは豚骨がイケると聞いた記憶があるような・・・無いような・・・!
くっ・・・ならば豚骨だ・・・!どうせなら評判かもしれない一杯でイキたいっ・・・!>
"竜一・・・この局面・・・!
迷いながらも打ち放つ・・・勝負手っ・・・!"
「か・・・かかか・・・カツらーめんの豚骨で・・・!」
『カツらーめん・豚骨(大盛)』
クリーム色の湖面に浮かぶ・・・黒っ・・・!
<この黒はなんだろう・・・!
黒マー油・・・!黒田マーユーさんか・・・!!>
<まぁ・・・!そんなこたぁどうでもいい・・・!
早く麺を取り込まねぇと・・・!状況はかなりの危険水域・・・!
実はさっきから・・・俺のお手手はプルプル・・・!着信しまくってんだっ・・・!>
"その時・・・何処からとも無く聞こえてくる・・・!
ラーメン神の声・・・!!"
<< アンタ・・・!はよぉ食べっ・・・!
倒れるでぇぇぇぇぇっ・・・!! >>
はよぉ食べぇ・・・!
へんしも・・・!
へんしも・・・!
<ククク・・・!
心配せずとも・・・へんしもイクさっ・・・!>
(『へんしも』 = 土佐弁で「早く」とか「直ちに」とか「急いで」の意)
「ぐぉっ・・・!」
"へんしもイッた竜一・・・!
へんしもイキ過ぎて・・・むせる・・・!"
<麺が・・・ブワッブワッ・・・!
ブワンッブワンッしてやがるっ・・・!!>
豚骨にありがちな細麺だけれど、
舌触り、食感、独特な感じ。
スープも、"黒いヤツ"と、魚介の味が強く出ていて、
通常よくあるみたいな豚骨とはまったく違った味わいで、強烈な個性。
この個性が、好みの分岐点。
食べる人それぞれの好みを明確に分けるポイントとなる気がする。
麺上・・・!
居座る・・・!カツっ・・・!
噛めばガッツリ・・・!
豚骨スープが染みたカツ・・・!
<味噌カツと・・・感覚が全然違う・・・!
噛むと溢れ出すのは味噌ではなく・・・豚っ・・・!豚だブゥー・・・!>
うっ・・・!うぅっ・・・!
し・・・ん・・か・・・!ん・・か・・・く・・・!
し・・・!ん・・か・・・!ん・・・せ・・・!ん・・・!
『マーボーSET(塩)』
(マーボー丼と、らーめんは、おそらくハーフサイズ)
マーボー丼、らーめん、杏仁豆腐のセット。
らーめんのスープは、"醤油、塩、味噌、豚骨"から選べるが、今回は塩。
澄み渡る塩スープ。
豚骨と同じく、コチラも強力に魚介の出汁を感じた。
丼内から「ユラユラ」と立ち昇る湯気。
テレビから流れる音声をBGMに、黄金色の麺をすする。
当初、スタンダードなラーメンを想像して訪ねた『ほうれんそう』は、
"独創食感麺"と"魚介満載スープ"で魅せる、斬新で個性的なラーメン屋さんだった。
◆ ラーメンのほうれんそう(高知市朝倉)
営業時間/11:30~15:00(LO.14:30)
17:30~21:00(LO.20:30)
定休日/月曜日、火曜日の夜、ほか不定休あり
駐車場/有
(カツらーめん・豚骨950円、マーボーSET・塩820円など、大盛150円増)
『ラーメンのほうれんそう』の場所はココっ・・・!