八丁目どりは2019年9月29日に閉店されました。
跡地には東京発のラーメン屋さん「藤しろ」が新店オープンされています。
2日連続で定休日に当たる……。
日曜日じゃないから大丈夫♪とか思ってたら、きょうは祝日というオチだった……。 pic.twitter.com/dLcBeJAa4U
— 竜一/うどん系生姜農家 (@Ryu_wld7) 2018年5月3日
高知市のJR土佐一宮駅前で営業されていた居酒屋さん「八丁目どり」が2018年3月16日より、ラーメン屋さんに生まれ変わっている、とのことで行ってみた5月3日。
あいにく定休日で入店できず。
日曜・祝日が定休日と張り紙にあり、翌週の平日以降でないと食べることはできないものと肩を落としていたが、ネット社会の情報は早い。
何気なくツイートした直後にゴールデンウィークは4日以降営業されるとの情報を得て、2日後に再訪。
- お茶がおいしい。
- ラーメンがおいしい。
- ごはんがおいしい。
- とにかくおいしい。
- 全部おいしい。
そんなラーメン屋さんだった。
高知・一宮駅前の居酒屋「八丁目どり」がラーメン屋さんに転身!
駐車場は店舗となりに、2台分。
以前、特徴的な細麺のうどんを出す「いごっそううどん」というお店があったのと同じ店舗。
「いごっそううどん」が閉店されたあとは、鶏料理を中心とした居酒屋さん「八丁目どり」が営業されていた。
その「八丁目どり」がラーメン屋さんになったんだよ!
それもなんだか評判がいい。すごく評判がいい。
高知のラーメン好きたちが「ううううう」と唸っている。
「これは、だいぶおいしいんだな」と竜一、思いました。
……てなわけで「八丁目どり」さんのハードルはだだ上がりの状態。
うどん屋さんの時代には何度か訪れていたため、当時を懐かしく思いながら十数年ぶりに入店する。
八丁目どりの店内は座敷あり。子連れで行ける!
決して広くはない「八丁目どり」の店内。
窓際のカウンター席のほかには、座敷が2卓あるのみ。
がっ……!
この座敷2卓がありがたい!
幼児連れは座敷がほしい!
なんなら家から座敷を持ってきたいほど座敷がほしい!
卓上には、子ども用のスプーンやフォークも用意されている。
世の中のお母さんお父さん、
素晴らしくないですか?
八丁目どりさん。
「すすす、すいません!申し訳ありません!ごめんなさい!小さいスプーンありますか!」
……なんて恐縮しまくりながら、お店のかたに子ども用のスプーンをもらう必要がないんですよ!
卓上にある!
だから気を使わなくて済む!
私は卓上の子ども用スプーンとフォークを見た瞬間、感動でちょっと泣きました。
お冷は、ルイボスティー
「お冷が水じゃないぞ?」と見た瞬間に気がついて、飲んでみるとお茶。
飲んだことがないような味のお茶。
「こ、これは!なんというお茶ですかっ!?」
ここで聞いておかなければ「あのときの八丁目どりのお茶はなんだったのだ」と気にしたまま老いていくハメになる、と勇気を振り絞って聞いてみた。
するとお店の女性はこう答えた。
「ルイボスティーです☆」
るるる、ルイボス!
「マメ亜科のルイボスですか!」
「ルイボス」はエンドウ豆などと同じマメ亜科アスパラトゥス属の一種で、ルイボスティーは、そのルイボスの葉をお茶にしているのである。
さすが農家の竜一!
めちゃくちゃ詳しい!
(Wikipediaなんて一切見てないですよ)
「ルイボスティーか!こんな洒落たもの初めて飲んだぞ!」
私は賢い農家だからわかるのだが、ルイボスティーは痛風に効く。
(Wikipediaなんて一切見てないですよ)
そしてなんだか……。
ラーメンを食べたカロリーや糖質を、なかったことにしてくれそうじゃない?
お茶の味的にそんな気がした。
八丁目どりのメニュー
それでは世界が注目する「八丁目どり」のメニューを見ていこう。
メニューの筆頭は「とりトン白湯らーめん」で、
- とりトン白湯らーめん
- とりトン醤油らーめん
- とりトン煮干しらーめん
- とりトン生姜らーめん
……とある。
生姜ラーメン?
「すごいぞ!ここにも生姜が!間もなく生姜による世界制服が果たされようとしている……」
さらには「本日のメニュー」と書かれたものもある。
むむっ……!
「吟醸醤油らーめん?"とりトン醤油らーめん"と何が違うんだ?」
これまた気になり始めると、夜通し考えないといけなくなるため聞いてみた。
すると「そちらはガラスープなのです☆」と教えてくれる。
ガラスープ……!?
「じゃあこちらは何スープなんですか?」と私はレギュラーメニューを指差した。
「豚骨スープです☆」そうお店のかたは答えてくれる。
ああっ……!
あああああっ!
「そうか!そういう意味か!私は八丁目どりの真相に気がついてしまったぞ!」
とりトンの"とりトン"は、
「鶏ガラ豚骨」の意ではないのか!
「本日のメニューの"吟醸醤油らーめん"は、鶏ガラ醤油なんだ、たぶん!」
話を整理すると、
- レギュラーメニューは「鶏ガラ豚骨」。
- 本日のメニューは「鶏ガラ醤油」だったりいろいろする!
……というわけだ。
「なかなかの推察力だな!私は!名探偵になっちゃうぞ!」
……などと抜かしながら店内を見渡すと、ほかにもメニューがある。
担々麺……!
冷やしラーメン!
汁なし担々麺も存在する!
麺は北海道産小麦の有名ブランド「春よ恋」使用とのこと。
「春よ恋で作った汁なし担々麺!麺の風味が感じられておいしそう……」
春よ恋で、春がくるに違いない。
とりトン白湯らーめん
……と言いながらも、注文したのはメニューの筆頭にあった「とりトン白湯らーめん」。
白濁色のスープに浮かんでいる輪っかは、イカリングに見えるかもしれないがオニオンリング。
細麺!
鶏肉を使用したチャーシューが2種類入っている。
これは……!
「ビックリして言葉が出ない……」
ちょっと待って!
とりあえず次にいこう!
とりトン醤油らーめん
もう1杯注文したのは「とりトン醤油らーめん」。
同じように、鶏肉を使用した2種類のチャーシューが浮かぶ湖面。
これは……!
うまい!
「いろんな味がするんです!」
鶏ガラの味もするし、醤油の味もするし、豚骨の味もする。
よく「素材の味が生きてるぅ〜」なんて言いますが、
本当に!素材!
全員が生きている!
すごく複雑な味が高次元でまとまっている。
「豚骨臭くないから、豚骨が苦手なかたもきっと食べられる」
でも博多豚骨みたいな、クセのある豚骨が好きな人も確実に気に入る!
麺がおいしい。スープがおいしい。
「春よ恋がおいしいスープと融合して攻めてくる、この感覚……!」
春、きてます。
- とりトン白湯らーめんは、じんわり旨味が広がる。
- とりトン醤油らーめんは、引き締まった旨味。
おいしすぎて、ラーメン替玉!
替玉制いいよねぇ。
食べたいだけ食べられる!
「竜一さんダイエット中だった気がする?」
いいんだよ、もう……。
ダイエットって言葉の意味、忘れちゃったんだ……。
鶏チャーシューおいしい!
ほら、ご覧。
春よ恋が、気持ちよさそうに泳いでいるよ!
ごはん&チキン南蛮セットがまたうまい!
元々は鶏料理を主とした居酒屋さんだった、とのことで、
「もちろん鶏もおいしいんでしょう?げっへっへ」と注文。
見てこれ!桜島!
サックサクの衣にオーロラソース!
ビール欲しいっ……!
キンキンに冷えたビールで、
この鶏!流し込みたい……。
そして「ごはん」がなんだか非常においしい。
米も栽培する(凄腕の)現役農家が言うんだから間違いない!
「八丁目どりのごはんおいしい」
家系ラーメンでそうするみたいに、ラーメンに付いている海苔をスープに浸して、八丁目どりのごはんを巻いて食べてみた。
すると……!
おいしすぎて、ちょっと泣いた。
八丁目どりを訪れる際には、ハンカチが必要かもしれません。ヨダレを拭くためじゃなくて、感涙を拭くためにね。
スープはもちろん最後の一滴まで飲み干して、退店。
お店にいらっしゃったのは女性のかた2名で、どうやら女性のかたがラーメンを作られている模様。
その女流ラーメン師さんが生み出すラーメンは、とんでもなくおいしかった。
八丁目どりの所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地 | 高知県高知市一宮徳谷1-11 1F(地図) |
営業時間 | 11:00〜16:00 (火/祝は14:30まで) |
定休日 | 日曜/臨時営業,臨時定休あり(SNSで要確認) |
駐車場 | 有 ※通常は2台分ですが増える場合あり(SNSで要確認) |
店内 | ■カウンター席/有 ■テーブル席/有 ■座敷/有 |
公式SNS | Instagram:@hatchoume.dori Twitter:@HatchoumeDori facebook:@hatchoume.dori |
八丁目どりから車で6分ほどの店