夜の「草や」 前編/初体験の夜

2013.10.22

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夜の「草や」 前編/初体験の夜

2013.10.22

夜の高知市鷹匠町をテクテク歩く。
<なんかドキドキする!>
それは緊張していたのか、あるいは秋の夜長に恋の予感を感じていたのかもしれなかった。

<おお・・・見えてきた・・・>
『春の草や感謝祭』以来、約半年ぶりの『草や』にして、初めての『夜・草や』だった。

草や(夜)1

『草や』さん。着っ!

草や(夜)2

<おや!前からこの板あったかな・・・?>
門先に木の板が貼られている。<木目が綺麗・・・!>

私は時が経つのも忘れて、その木の板をあらゆる角度から観察した。
<いやぁ・・・イイッ・・・俺の中の木目愛好心が覚醒しそうだ・・・!>
木には日本人の心をくすぐるナニカがある。

草色の暖簾をくぐる。

草や(夜)3

犬!発見!

犬は完全に石化している。
<よーしよしよしよし!よーしよしよし!>
私は犬を撫で回した。<よーしよしよしよし!よーしよしよし!>

目指せ!ムツゴロウさん・・・!

犬は反対側にも、もう1匹いた。
だがムツゴロウさんごっこばかりやっていると夜が明けるので、そちらは相手にしなかった。

草や(夜)4

入店。

本当はコッソリ入って、「あれ?アンタいつから来てたの?」なんていう展開に持ち込む予定だった。
しかし、マスター・kusatuneさんに速攻で見つかってしまって、作戦は破綻した。

椅子の席と、座布団の席がある。
私は迷わず座布団の席に腰を下ろした。
座布団なら酔ってフラフラになっても、椅子から落ちる心配がない。

何を飲むか。
「ワインを・・・!」と私は注文した。

いつものように焼酎やウイスキーなどをいくと、逝く危険があるからだ。
それに『草や』の雰囲気には、ワインが合う気もした。

草や(夜)7

ボトルでドン!

私はいつもただ飲むばかりで、じつはワインのことがまったくわからない。
銘柄はkusatuneさんにおまかせして、オススメのワインを出していただいた。

高知県須崎市のほうから取り寄せた、白ワインだという。

草や(夜)5

ガブガブ飲んでゆきます。

グラスを持つ手がガタガタ震える。禁断症状だ。
<早く・・・早くアルコールを・・・>
ゴクリと液体が喉を通過する。<美味しい・・・引き締まった味わい・・・!>

これならいくらでも飲めそうです☆

草や(夜)6

付き出しから、高火力。

<これウチのオバ=アも、たまに作る料理だ!>
油揚げから出る出る旨味。<これ!ご飯にも合うんだよね!2合はイケる!>

付き出しを新幹線並みの速度で食べ終えて、メニューを見る。
<なに食べよっかなー!>想像以上に、たくさん記載されている。

決められない。

優柔不断、決断力ZEROの男は迷った。
<どうしよう・・・!どれを食べるとか・・・決められない・・・!全部いくか・・・!?無理だ・・・さすがに全部は・・・ならばどうする・・・どうすればいい・・・俺は・・・俺はどうすれば・・・うぐっ!うぐっ20年ぐらい迷えそうなんだがっ・・・!

そのとき・・・!
閃く・・・!

「とりあえずピザだ!」

<迷ったら、ピザだろ・・・!
ピザを食べるのが、気持ちのいい人生ってもんだろっ・・・!>

"いくっ!農民!いくっ!ピザ・・・!
カチリおじゃこのカリカリピザっ・・・!"

(後編へ続く・・・!)
※ 後編ではマスター・kusatuneさんのお料理が炸裂します!
『後編を読む!』