味千拉麺 南国店

2014.07.16

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味千拉麺 南国店

2014.07.16

火の国・熊本県に行ってみたいと思ったのは、桜が散ってまだ間もない頃だった。

でも熊本に行くとなると、少し遠くて大変だ。
躊躇していると名案が浮かんだ。

「もう、めんどくさいから近場の"味千拉麺"でいいや」

そんなわけで、早速、熊本ラーメンの店「味千拉麺」南国店へ高級な軽自動車を走らせた。

味千南国パイクー麺8

うどんに比べて、ラーメンは未訪の店が多い。
<うわぁ…初めての店で緊張する……>

私はガタガタと手を震わせた。
しかしそれは緊張によるものなのか、アルチューによるものなのか、イマイチよくわからなかった。

味千南国パイクー麺6

昼のオーダーストップギリギリの時間に入店したので、店内は比較的空いていた。
<何にしようかな……>

メニューを眺めていると、熊本ラーメンの店らしい一杯があった。
<これにしよう…なんとなく熊本に来たって気分に浸れそうだ……>

味千南国パイクー麺7

注文してからボケーッとしていると、テーブルの上に黒い奴を発見した。
熊本県のゆるキャラとして全国的に有名な、"くまモン"だ。

<くまモンがいるんだったら、ハチミツを持ってくるべきだったな……>
ひとしきり悔やんでから、気が付いた。

ハチミツが好きなのは、別の熊だっけ。

じつは私はそれほど、くまモンに興味がなかった。
そして、またそれからボケーッとした。

やがて注文したものが来た。
「パイクー麺」だ。

<すごい………!>

味千南国パイクー麺1

阿蘇山みたいな……!

味千南国パイクー麺3

圧倒的…!
ド迫力っ…!!

私はたちまち感動した。
久々に「圧倒的っ!」などと言い始める次元で感動した。

味千南国パイクー麺2

やっぱり料理は攻撃力やっ!

そこに愛情というスパイスが加わると、さらに美味しくなることを私は知っている。(素敵、俺が)

味千南国パイクー麺4

出身がうどんなので、麺から食べる。

スープを先に飲むことは、まずない。
なぜならば、うどんにはスープが必ず存在するわけではない。
「醤油うどん」や「釜玉うどん」などには、スープがない。

だから麺から食べる癖が付いていて、対ラーメンにおいても、スープから飲むという発想がそもそもない。

味千南国パイクー麺5

さらに注目のパイクー。

豚肉に軟骨が付いている。その軟骨がトロトロ。
<なんだこりゃあ!この軟骨…口の中でとろける……!>

大事件。
軟骨が、とろけおおしたっ!

パイクーは失踪した。
フライドガーリックの香りとともに……。

<この豚骨スープ……!この細めの麺……!それに、くまモンだ……!なんだか熊本に来たって感じがするなぁ……!>

味千南国パイクー麺9

私は満喫していた。
熊本の景観。そして空気を。

そう。ここは熊本なのだ。
高知県南国市の熊本県なのだ。

私はいったい何を言っているのだろう。
私にもわからない。

味千南国パイクー麺8

◆ 味千拉麺 南国店
(高知県南国市大ソネ甲1450−1‎)
営業時間/
11:00~15:00
17:00~23:00
定休日/?
駐車場/有