綾歌セルフの雄「手打ちうどん まえば」 【おとうさんといっしょ 第7話-1】

投稿日:2015.02.24 更新日:

『第6話を読む』
※ 本日2連続更新です。
続けて読みやすくするために
「第7話ー2」を先に更新しています。


善通寺の駐車場に停めた車内で、
本日何度目かの作戦会議。

私は本日何度目かの台詞を口にした。

「次どこ行こうかね?」

「どこがえいろうねー」

さぬきうどん全店制覇攻略本1

例の攻略本を開き、
次なるうどん屋を選定する。

「ここは?」

嫁が提案してくれる。
しかし………。

「んー。
もっと怪しい店がいい」

「じゃあここは?」

「んんー。まだ普通やな」

「じゃあここ!」

「おっ!えい!
じゃあそこ…!
…って、いかん。もう閉まる…」

時刻はすでに14時半を回っている。
閉店時間を過ぎている店も多い。

おまけに香川のうどん屋は、
日曜日を定休日とする店が多数ある。

段々、行きたい店に行ける、
という状況ではなくなってきた。

徐々に焦り始める竜一。

そのとき嫁。

「ここは?」

「………!」

竜一、一瞬、絶句。
そして2秒後。
言葉を取り戻し、発した。

「怪しい!」

(※ 『怪しい』は『素敵』と同義だとお伝えしておきます)

善通寺市から、
もう一度丸亀市に戻る。

車を運転しながら私は空を見た。
午前中は日も射していたのに、
いまは空を黒い雲が覆っている。

「えらい降ってきたね。
昼間やと思えんばぁ、くろう(暗く)なってきたし」

後部座席に座るお母さんも言う。

「ホントやねぇ。
まだ昼の3時で」

「なんか恐いような空やね…」

私はそう言いながらブレーキペダルを踏み、
信号待ちの隊列に並んだ。

(つづく)
『第7話-2を読む』

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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