【小豆島】「瀬戸よ志」お休み処でランチに名物「ひしお丼」がうまい

2018.02.22

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【小豆島】「瀬戸よ志」お休み処でランチに名物「ひしお丼」がうまい

2018.02.22

小豆島の国道436号線を走っていた。「銚子渓」で猿を見て、小豆島北側の海岸線を半周したあとだった。

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間もなく正午になろうとしている。

朝、宿を出るときに手渡してもらったロールパン1個しか食べていない。さすがにお腹が減った。

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小豆島名物 ひしお丼とは

小豆島の名物に「醤(ひしお)」と呼ばれるものがある。

「ひしお」とは、大豆、麦、こうじ、塩などから作られた、なめ味噌の一種だ。

そして小豆島のご当地グルメ「ひしお丼」の定義だが、香川県観光協会のサイトを参照すると、

  1. 醤の郷で作った醤油やもろみを使うこと。
  2. 小豆島の魚介、野菜や地元の食材を使うこと。
  3. 箸休めはオリーブか佃煮を使うこと。

以上の3つだという。

「せっかく小豆島にきたんだ……」一度は食べてみたい。

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つくだ煮の駅 瀬戸よ志(香川・小豆島)

『つくだ煮の駅 瀬戸よ志』の駐車場は、ほとんど埋まっていた。

「混んでるなぁ」不安になる。「幼児を連れて待つのは大変……」途中でぐずり始めると地獄である。想像すると気が重くなった。

しかし、いまからほかの飲食店をさがす気にもなれない。

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瀬戸よ志の店内

店に入る。1階はお土産もの売り場。2階が飲食店になっているようだ。

お土産もの売り場に並んでいるのは、つくだ煮ばかり。

このとき初めて気が付いた。
「つくだ煮のお店なんだ……」

2階の飲食店に続く階段には「ただいま満席です」との旨を記載した札が立っている。

「やはり満席か……」

肩を落としていると妻が言う。

「あたしが聞いてくる」

「聞いてくる?満席って書いてあるのに?」私は妻が何を言っているのか、一瞬わからなかった。

「聞かないと、わからないじゃない」妻は眉間にシワを寄せている。

「わからないって……"満席"と書いてあるんだよ?」私は必至で言った。無駄骨に終わる可能性が高いと思ったからだ。

「一席くらいなら、あいているんじゃない?」そう言って妻は微笑した。

「満席だと言っているのに……」

妻は2階に続く階段を駆け上がっていく。

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瀬戸よ志の2階、飲食ブースへ

妻が2階に上がってから、数分が経過した。なかなか降りてこない。

「大丈夫かなぁ……」

1階のお土産ものコーナーに陳列された「つくだ煮」を眺める。黒光りする、たくさんのつくだ煮たちが並んでいる。

「お土産に買って帰ろうかな」

そのとき妻が、駆け足で階段を降りてくる。

「あいてた!一席だけあいてるって!」

満席であるはずの飲食店の店内が、あいているなんてことがあるのか。

「聞いてみるものだな……」

瀬戸よ志のメニュー

瀬戸よ志のメニュー

瀬戸よ志のメニュー(2017年3月撮影)

窓際の席に案内された。ガラス窓の向こう側を色とりどりの車の天井が流れていく。

「ひしお丼がある……!」

それはメニューの筆頭に記載されていた。

瀬戸よ志のメニュー

瀬戸よ志のメニュー

小豆島名物「ソーメン」を使用した「にゅうめん」も存在する。

瀬戸よ志のメニュー

瀬戸よ志のメニュー

「うどんに……オリーブラーメン!?そういうのもあるのか……」

ひしお丼、にゅうめん、オリーブラーメン。それぞれに小豆島名物が入っている。

「……全部食べたい」

瀬戸よ志は、つくだ煮食べ放題

「つくだ煮の駅」と名が付く『瀬戸よ志』。

1階のお土産もの売り場でたくさんのつくだ煮が販売されていたが、2階の飲食店では、なんとセルフで「つくだ煮食べ放題」。

「俺も長いこと食べ歩いているけれど、つくだ煮食べ放題は初めて見た気がする……」

注文した料理の到着を待っているあいだに、小皿につくだ煮を取ってくる。

瀬戸よ志 つくだ煮

瀬戸よ志 つくだ煮

つくだ煮は1種類だけでなく、数種類が置かれていた。

「ヤバい」つくだ煮を食べたながら震える。「酒が欲しくなる……」

気に入ったら、1階のお土産もの売り場で購入可能。

「商売上手いな……」

にゅうめん

瀬戸よ志 にゅうめん

瀬戸よ志 にゅうめん

初手は「にゅうめん」。

冷たいソーメンもあったが、肌寒かったため温かいものにした。

瀬戸よ志 にゅうめん

具材は、とろろ昆布、カマボコ、ネギのみと非常にシンプルな構成。

「これでこそ、ソーメン本来の味がわかるというもの……。たぶん!」

瀬戸よ志 にゅうめん

ズルルルル……。

食べると……。
「小豆島の味がする!太陽……」

島の光の味がする……!!

* 小豆島ソーメン「島の光」は日本三大ソーメンのひとつ。

オリーブラーメン

瀬戸よ志 オリーブラーメン

瀬戸よ志 オリーブラーメン

小豆島特産のオリーブオイルを麺に練り込んだ「オリーブラーメン」。

瀬戸よ志 オリーブラーメン

オリーブラーメンは、島内のお土産もの屋さんで乾麺になったものをよく見かけていて、気になっていた。

瀬戸よ志 オリーブラーメン

にゅうめん同様、シンプルな構成の具材。透明感のあるスープ。

瀬戸よ志 オリーブラーメン

小豆島のオリーブ麺!

「同級生のオカンみたいに落ち着いた味!オカンがじんわりと舌の上に広がっていく……」

ひしお丼

瀬戸よ志 ひしお丼

瀬戸よ志 ひしお丼

そして注目の「ひしお丼」。

瀬戸よ志 みそ汁

味噌汁が付いている……。

瀬戸よ志 オリーブラーメン ひしお丼

同時に注文した「オリーブラーメン」と「ひしお丼」。

汁もののオリーブラーメンと、ひしお丼に付いた味噌汁がかぶる……。

瀬戸よ志 オリーブラーメン

よもやの汁と汁……。
スープ×スープの構成……。

「しまった……」

これはキツい……。

まあ平気で飲み干すけど。

瀬戸よ志 ひしお丼

  1. 醤の郷で作った醤油やもろみを使うこと。
  2. 小豆島の魚介、野菜や地元の食材を使うこと。
  3. 箸休めはオリーブか佃煮を使うこと。

3つの定義を満たした、小豆島ご当地グルメ「ひしお丼」。

瀬戸よ志 佃煮

箸休めに「つくだ煮」。

オリーブラーメンに、ひしお丼。それに加えて「にゅうめん」。

汁と汁と汁……。
炭水化物と炭水化物と炭水化物……。

「お腹張った……」

そして太った……。

瀬戸よ志の所在地、営業時間、定休日、駐車場

  • 所在地/香川県小豆郡小豆島町安田144-80(瀬戸よ志の地図
  • 営業時間/9:00~17:00(飲食店は11:00~14:30)
  • 定休日/年始⇒元日、2日
  • 駐車場/有
  • ■カウンター席/? ■テーブル席/有 ■座敷/無