無上の悦び……!
朝からうどんが食べられる、幸せ……!
昭和25年創業 中西うどん
讃岐うどんのメッカ・香川県の中でも名の知れた存在である、高松市の『中西うどん』。
元・プロ野球選手で読売巨人軍に在籍し、現在は埼玉県で『讃岐うどん條辺』を経営されている、條辺剛さんが1年半ほどのあいだ修行された店としても有名。
2012年に旧店舗すぐ南側に移転オープンした、新生・中西うどんの店舗はまだ新しい。
中西うどんは、早朝から営業
『中西うどん』の朝は早い。平日は午前7時から。土・日・祝日は午前9時から営業が開始される。
そのため数軒をハシゴする讃岐うどん巡りにおいては、早朝から朝イチの日程に組み込む人も多い。
* 上記画像の営業時間と定休日は2017年1月のものです。2018年2月現在は変更されています。
中西うどんは座敷があって子連れで行ける
中西うどんの店内は広い。カウンター席にテーブル席、座敷の席まである。
座敷を得た……!
幼児がいても我は無敵っ……!
このとき平日、午前10時前。朝のピークは過ぎ、昼のピークにはまだ早い時間帯。
人気店『中西うどん』の座敷が、よもやの貸切。
中西うどんのセルフ方式
中西うどんは、セルフうどん店。
- 入店。
- 天ぷらを取る。
- 注文。
- 会計。
- 湯溜まりで麺を温める(「かけ」の場合)。
- 出汁を注ぐ(「かけ」の場合)。
- 薬味を盛って完成。
- 空席を探して食べる。
- 食器返却。
- 退店。
以上の流れで進行する。セルフ方式の詳細は、中西うどんの公式サイト内「店舗紹介」に記載されている。
(参考:中西うどん【公式】)
湯だめうどん(330円)
一度水で締めた麺を、湯に入れて、つけ汁に浸けて食べる「湯だめうどん」。本当は「釜揚げ」がよかったのだがメニューに見つけられなかったため注文。
モクモクと上がる湯気。ちょっとした露天風呂のようになったそこに、やや太めの"中西麺"が浸かる。
麺を湯から、温かい出汁に移動させる。そのとき喋り始めるうどん。
「ああ、いい湯じゃった……」
風呂上がりの中西うどん、ひと思いに食べる竜一。
「優しい喉越し!つるんとした感じは、まるで鶴……!」
ツルツルしている……!!
中西うどんでおすすめは、かけうどん・温(280円)
出汁の温度を選べる、中西うどんの「かけうどん」。
「ひやひや(冷やかけ)」という選択肢もあったし魅力的だったが、冬の寒さに負けて「あつあつ」を選択。
天ぷらは、ちく天とゲソ天。中でもゲソ天は驚愕のサイズ。
なんじゃこりゃあ!
往年の松田優作モノマネを交えて驚いた。
圧倒的!ゲソ天……!
丼上に橋渡し……!!
大きすぎるゲソ天……!
「さすがは瀬戸大橋を架ける県……」
うどんにも橋が……!
中西大橋が架かっている……!!
エッジが効きながらも、よくふくらんだ麺。
「喉越しは、ほとんどビール!出来の良いビール……!!」
飲める……!
出汁ごとゴクゴク……!
飲めるうどん……!!
かたすぎず、やわらかすぎない麺が喉を伝う。
麺と出汁が一体になって攻めてくる「かけうどん」は、中西うどんでとくにおすすめの食べ方だ。
平日の午前10時前。中途半端な時間帯ながらも、次から次へと入れ替わり立ち替わり客がやってくる『中西うどん』。ベンツを乗り付ける人もいれば、軽トラを駆って颯爽とやってくる地元のおじさんもいる。
「うどんが文化として根付いている……」
人々に愛される、香川・高松市の人気うどん店には、穏やかな空気が流れていた。
中西うどんの所在地、営業時間、定休日、駐車場
- 所在地/香川県高松市鹿角町899−3(地図)
- 営業時間/平日7:00~15:00、土日祝9:00~14:00
- 定休日/不定休(定休日は中西うどん公式サイトにてご確認ください)
- 営業形態/セルフ(本文を参照)
- 駐車場/有
- ■カウンター席/有 ■テーブル席/有 ■座敷/有