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廓中ふるさと館!高知/安芸市で「かき揚げちりめん丼」が食べられる店

投稿日:2015.12.17 更新日:

『寺尾鮮魚店』でサバ寿司を購入し終えた頃には、正午を回っていた。
どこかで昼食をとって帰ろう。うどんも考えたけれど、たまにはうどん以外のものを食べてもいいんじゃないか。そんな気がした。

近年は強烈なちりめん丼推しで名を馳せる安芸市。いまや安芸といえば、ちりめん丼だ。しかし安芸でちりめん丼を食べたことは一度もない。いつ安芸に来ても、うどんが、具体的には『いおき家』、あるいは『国虎屋』という、安芸のうどん二店がちりめん丼に向かうことを阻止する。

だが今回は強い決意を持って臨みたい。
骨を…骨を強くするためにも、ちりめん丼を絶対に食べなければならない……!

安芸市でちりめん丼を出す店は何店かあるらしいが、中でも『廓中ふるさと館(かちゅうふるさとかん)が美味しいと人づてに聞いた。

早速、『寺尾鮮魚店』から『廓中ふるさと館』を目指すも、すぐ道に迷った。
いけないとは思いつつもあからさまに不機嫌になってしまう。だって、ふるさと館、どこにあるかわからねぇんだもん。

最終的にスマホからグーグルマップを見て解決。カーナビも付いているが、面倒臭いので常日頃から使っていない。カーナビは飾りだ。

廓中ふるさと館?

『廓中ふるさと館』は、「こんなところに飲食店が!?」と驚くような場所にあった。有名な野良時計を少し北に入ったところだが、その道はたとえば大型バスで進入すると泣きたくなるような小道だった。

駐車場は、ほぼ満車。平日にも関わらずだ。みんなあの小道を抜けて来たのだな、と思うと感慨深かった。俺たちは戦友だ、そんな気になった。

店に入ると、おばちゃんが出てきた。好きなところに座っていいと言われた。小上がりに腰を下ろす。すぐさまメニューに『ちりめん丼』を見つけた。そのとき事件、起きる。

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼6

ちりめん丼と書かれたその上に、『かき揚げちりめん丼』なる、謎めいた一品が記載されているではないか。

<安芸のちりめん丼は一種類じゃないっ…!>

心の中の正直な気持ちを吐露すると、「ちりめん丼なんかわざわざ店で食べなくても、家で食べられるじゃないか」そういう気持ちはあった。実際に。

けれども『かき揚げちりめん丼』。これを家でやるのは大変だ。揚げ物は技術が要るし、なにせ油で台所がベチャベチャになる。

<おっし。かき揚げちりめん丼にしよう>決断は早かった。かき揚げてチリメンなほうがいいに決まっている。

広い店内で呼び出しボタンもなかったので、注文するために店員さんを呼ぶのが大変そうに思えたが、先程のおばちゃんが絶妙のタイミングで訊きに来てくれた。

以前、高知の山奥の超有名店で注文をまったく訊きに来てくれず、厨房まで言いに行ったら、いかにも性格に難がありそうな顔したおばちゃんに、「席で待ちよって。来られても困る」みたいに言われて絶句したのと対照的だ(そのあと席で三十分近く待った…。もちろん二度と行っていない)。

かき揚げが出来上がるのに、大した時間はかからなかった。

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼2

<でかっ……!>
メニューの写真で見た印象よりも、遥かに大きいかき揚げ。それがごはんの上に漬物石のように鎮座。全部食べ切れるだろうか。ついいつもの癖で大盛してしまったことを後悔する次元。笑ってしまうほどの圧倒的迫力。

早速それにかじり付く。
すごく軽い。かき揚げが軽い。食感がサクサク、フワフワしている。もっと脂ぎっているのかと思いきや、そんなことはない。どんどん食べ進められる。

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼3

巨大かき揚げの下には、無数のチリメンジャコが敷かれている。かき揚げの中にもチリメンジャコ。ジャコ尽くし。この一杯に含まれたカルシウム量は相当だろう。嫌でも骨が強くならざるを得ない。

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼1

『かき揚げちりめん丼』にはタレが付いていた。巨大かき揚げの上に回しかけたそれがまた美味い。タレはほんのり温められていて、まるでぶっかけうどんの出汁のようだ。

けれども食べ進めていると、段々つらくなってくる。食べ飽きてくるのだ。そのとき盆の上に柚子酢が載せられていることに今更ながら気が付いた。それを入れて食べる。

すると変化。味が変化。柚子酢は『かき揚げちりめん丼』の世界を変える。

<柚子酢は店次第で醤油うどんや、ぶっかけうどんにも付いている。この局面で柚子酢が付いているということは、やはりぶっかけうどん…。かき揚げちりめん丼はぶっかけうどんと同じということっ…!!>

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼4

丼の脇には、酢味噌和えだろうか、安芸市特産のナスが入った小鉢がある。

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼5

さらに別皿にも、タクアンとナスの漬物が入っている。

<ほう…。ナスとチリメンジャコで推していこうという明確な姿勢。気に入った。どこ視点で言っているのか自分でもわからないが…その心意気、気に入った!>

廓中ふるさと館・掻揚ちりめん丼7

かき揚げちりめん丼を食べ、合いの手にナスを食べると、頭の中にパァーッと安芸市の風景が広がる。

平野を敷き詰めるビニールハウス。山の斜面にもビニールハウス。ハウスの中にはナスがたくさん生えている。安芸市は本当にナスがいっぱい。この町にはこれだけたくさんのナスがあるんだ。ナスとジャコの町、安芸市。

もう……。

言うことなす。

廊中ふるさと館の所在地、営業時間、定休日、駐車場

  • 所在地/高知県安芸市土居1017-1(地図
  • 営業時間/9:00〜17:00
  • 定休日/月曜日
  • 駐車場/有
  • ■カウンター席/無 ■テーブル席/有 ■座敷/有

ちりめん丼のお店ほかにも

▼ 廓中ふるさと館近くでちりめん丼が食べられるお店。
【高知】「安芸しらす食堂」人気メニュー「釜揚げちりめん丼」が旨い

▼ 安芸市よりも高知市に近い香南市で、土曜日のみ営業されるお店。

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竜一

1982年生まれ。高知で農業経営しています。食べ歩きが好きで飲食店が好き。飲食にたずさわる人が好き。農業と高知のグルメ情報をまとめたサイト「生姜農家の野望Online」を運営。農業や生姜などの野菜のこと、大好きな飲食店を知ってほしくて書いています。[お問い合わせコチラ]

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