餅は餅屋、魚は魚屋。商店街「鮮魚店」の魚がハマるほど美味しい。

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餅は餅屋、魚は魚屋。商店街「鮮魚店」の魚がハマるほど美味しい。

また魚屋に行ってきた。

(関連記事:魚屋に行ったことのなかった私が初めて「鮮魚店」で刺身を買った話。

今回は別の魚を買おうと商店街に出向く。前回と同じ魚屋の店先に達すと女将さんがいた。

「き、きょうは何がいいですか?」と聞いてみる竜一。すると女将さん。
「このあいだは、何こうて(買って)くれたかね?」

「キンメとネイリやった」
「ああそうやったね。きょうはヒラメが脂がのっちゅう。アジもえいよ」

おおお……。
「ほいたらヒラメとアジで!」

ビニール袋に魚を入れてくれる女将さん、そのとき奥から大将がそっと出てきて、袋にそっと氷を入れてくれた。

家に帰って、晩ごはんのおかずにする。

▲ 手前がヒラメ、奥が真アジ。

ちなみにヒラメが400円、真アジが300円。
「安くない……?」

食べてみる……。

うわぁ!
「火を付けたら燃え上がりそうなほど、脂がのっていて、てろってろ!」

驚いたのが、真アジ。

青魚は臭い。そんな印象を覆す!

無臭……!
むしろ旨味の香りがする!

「これが、ちょっとシャイな大将が仕入れたアジの実力か……!

鼻の穴に突っ込みたくなるアジがここにある!

「青魚…臭いからヤダぁ」そんな女子に食べていただきたい!

次元が違う、アジ。

餅は餅屋。魚は魚屋。
「すごいな!プロは……!」

魚屋は、毎回俺を感動させる。

「こうなると、良い醤油、良いワサビで食べたくなる。このワサビ買おうかな!と考えちゃう……」

旨い魚は、晩酌を加速させる。

「魚が甘いもんなぁ……」

竜一、魚屋に胃袋を完全につかまれた……。