もっと、うどんが……!
うどんが………!
うどんが欲しいっ……!!
そのとき私は『なか卯』にいた……。
いつものドライブスルー。
家に持ち帰れば、幼児がいても大丈夫。
ゆっくり、うどんが食べられる……。
「と、鶏塩うどんを……」
「並でいいですか……?」
「はいっ……!」
運転席の窓越しに注文した、うどん。
数分後にできあがったそれを、ありがたく持ち帰る。
なか卯「鶏塩うどん」を持ち帰り(並490円)
こ、これが鶏塩うどん!
「はじめまして……」
思わず挨拶した。
最初から、このような姿をしていたのではない。
▲ 元々はこの状態。
麺と、出汁が分割されていた……。
▲ 上が、麺。
▲ 下が出汁。
上に入った麺を、下の出汁へ。慎重に流す……。
この行為、
とどのつまり……
放流っ……!!
川に稚魚を放流するみたいに……
麺を流し込む!
あとはただ……
麺線に身を任せればいい……!
食らう……!
なか卯!鶏塩うどん!
「ぬぉぉぉ……」
なか卯自慢の和風出汁に、瀬戸内の海水から生まれた藻塩(もしお)!鶏の旨みが凝縮された鶏油(チーユ)!食欲をそそるガーリック風味の塩ダレが織りなす……
協奏曲!
「少し塩辛いが、"鶏塩うどん"だからこんなものか。ニンニクの香りも存分に効いている……!」
別にうどんだけでよかった……。
うどんだけにしたほうが……
ダイエット的な意味でよかったかもしれない……。
しかし……。
ここで我慢したら、
並みの肥満体で終わってしまう!
「いっぱい食べてこその私……!」
お腹に詰まっているのは、脂肪じゃない!
人生が詰まってんだっ……!!!
なか卯「牛とじ丼」(並540円)
うどんの次は、牛とじ丼!
これもやはり……
うどんと同じく……
二段階構造!
上の具材を、下のごはんにのせる。
ぐぬぬっ……!
おいしそう……!
「俺を食べてみろと、牛とじ丼が言っている……!」
竜一………
牛とじ丼にダイブ!
頭から突っ込みたい、
牛とじ丼がここにある。
「ふほほほほ……」
やわらかい牛肉……!
それにカツオ節の効いた特製タレと、
フワトロ卵が、絡む!絡む!
「鶏塩うどんも、牛とじ丼もやや濃いめの味付けで、なかなかヘビーな食事になってしまった……!」
『ほか弁』においても、基本的に「牛とじ丼」しか頼まない、牛とじ丼フェチ竜一も、満足の一杯。
無事完食……!