数あるインスタントラーメンの中でも「一番」というだけあり、各メディアの「好きなインスタントラーメンランキング」でも常に上位にランクインする「サッポロ一番 塩らーめん」。
ただ作るだけなら簡単で、子供でも作れる。現に私も小学生の頃から「サッポロ一番 塩らーめん」を作って、おやつ代わりに食べていた。
「ただ、これに『卵』を入れるとなれば話は別。難易度は飛躍的に上がる。簡単にはいかない……」
「サッポロ一番塩らーめんに、卵を入れるとおいしい」
これは一般的にもよく知られる話。しかし卵を入れる"タイミング"が難しいのだ。
サッポロ一番「塩らーめん」に卵を入れる、最適なタイミングとは。
今回は私が小学生の頃から30年かかって編み出した、「サッポロ一番 塩らーめん」における最適な卵投入のタイミングをご紹介する。
Q.どうしてそんなことをするのか。
簡単さ……。
キミに最高のサッポロ一番を食べて欲しいからさ……。
さあ!いこう……!
電光石火!3分後の感動へ!
お湯を沸かす。
(小学生の頃から作っていると、鍋にも年季が入るよね)
作り方にある通り、水をキッチリ500ml計量して沸かす。目分量ではいけない。お湯の量はスープの濃度を左右するからだ。
時々、「えぇー!わざわざ水の量なんか計って作ってんの?」などと、あからさまに人を馬鹿にしたような口調で言う人がいるが……。
「そんなことを言うのは、水の量がスープに及ぼす影響を理解していないか、スープの濃度などどうでもいい、何を食べても同じという人だ……」
ハッキリ言って……。
即席麺に対する「本気度」が足りない!
本気で即席麺に向き合ってこそ、人生……!
人生をまっとうする、ということだろう……!
重要なのは次順。
キッチンタイマーを「2分」にセットする。
「サッポロ一番 塩らーめん」。袋に書かれているゆで時間は3分。だがこの局面、あえてキッチンタイマーを1分短くセットする。
お湯が沸騰したら麺を入れる。
麺を茹でるあいだに「卵」をスタンバイ。
2分経過を告げるキッチンタイマーが鳴ったら卵を投入。
卵投入後、キッチンタイマーを再度セット、今度は「1分」。
卵を崩さないように気を付けて、麺をほぐす。
粉末スープは器に先入れ。
粉末スープは器に入れて、器の中で溶かす。粉末スープを鍋に入れて溶かすべく混ぜると、その際に卵を崩してしまう恐れがあるからだ。
最初に2分。卵を入れて1分。合計3分。
とどのつまりは袋の作り方に記載されている通り、合計の茹で時間は、メーカー推奨の3分となる。
この作り方ならば、サンヨー食品が研究した完璧な麺のかたさで食べられる上に、卵の白身がかたまり、黄身は半熟という、最強の「サッポロ一番 塩らーめん」が完成するのである。
ぼくのかんがえた、さいきょうの「サッポロ一番 塩らーめん」の完成。
「撮影に手間取るあいだに、卵がかたまりすぎた……」
▲ 後日、"ぼくのかんがえた、さいきょうのつくりかた"を用いて完璧に作ったのがこちら。
このときの卵は絶妙。
「ほら。俺の作り方の通りにやれば、おいしく出来るんだ……」
「サッポロ一番 塩らーめん」卵を入れる最強のタイミング。まとめ。
- キッチリ500ml計ってお湯を沸かす
- キッチンタイマーを2分にセット
- 2分経ったら卵を割り入れる
- すぐさまキッチンタイマーを1分にセット
- あらかじめ器に粉末スープを入れておく
- 茹で上がった麺を、お湯ごと器に移して完成
要は、2分茹でて、卵を入れて1分。「2分、1分」で覚えるのがベスト。覚えたら「麺検定」にも受かる。
ただし、以上は「卵を崩さない、かつ、白身だけ煮えて黄身は生」にする方法であり、黄身をもっとかためたい人は2分ではなく1分半や1分といった、早いタイミングで卵を投入すればいいし、溶き卵にしたい人は溶けばいいと思う。
* 1分で投入すると、だいぶかたくなります。
とにかく水を計量することから始め、真剣に即席麺と向き合うことが重要なのだ。
▼ 第2弾「うまかっちゃん」編。
簡単!ラーメンの卵を半熟にする作り方「うまかっちゃん」編。
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