その日、私は田舎道をテクテクと歩いていた。
すると、スーッと私の横にやってきた一台の車。
窓から、
覆面姿の男が顔を出して言う。
「うどん・・・食いたくねぇか・・・!?
美味いうどんを腹一杯・・・食べさせてやるぜ・・・?」
聞き慣れた3文字の単語に、ドキッとした。
「う・・・うどん・・・!
いいい・・・行きますっ・・・絶対行きます・・・!」
"竜一・・・快諾っ・・・!
相手は覆面・・・!
怪しいと思っていても・・・!
うどんを食べたいという欲求・・・!
それが勝る・・・!"
「乗りな・・・」
それからどれくらい走っただろう・・・。
車は、やがて海辺の民家の前に達し、停車した。
「着いたぜ・・・降りな・・・!」
<こ・・・ここはどこだろう・・・!>
思い巡らせていると、
男は被っていた覆面を脱ぎ捨てた。
"見覚えのあるその顔に・・・!
竜一・・・驚きを隠せない・・・!"
「や・・・山雀さん・・・!」
"竜一を連れてきた覆面男は・・・!
なんと・・・!
あの幻製麺所の山雀(やまちっち)さん・・・!"
「山雀さん・・・!
なんなんですか・・・これは・・・!」
「フッフッフ・・・フが3つ・・・!
罠に嵌ったな・・・!竜一よ・・・!」
「えぇ・・・!罠っ・・・!」
"そして更なる驚愕が・・・!
竜一を襲う・・・!"
「どどどどどどどどどど・・・
どっかで見た人がいる・・・!」
はるさんっ・・・!
あの・・・!はるさん・・・!
局長が・・・!
動いてるっ・・・!
今まで逢いたくてもあえなかった・・・!
逢おうと願うことさえも許されなかったあの人が・・・!
目の前で・・・!
滑らかに・・・!
動いてるっ・・・!
なぜだか分からないけど・・・!
うどんを打っていて・・・!
しかも・・・!
喋ってるし・・・!!
話せれる・・・!
直に・・・!
直リンクっ・・・!
なのに・・・言葉が出てこねぇ・・・!
くそっ・・・口下手・・・くそっ・・・!
"ただ立ち尽くし・・・!
ウズウズとしている竜一に・・・!
声をかけてくれる・・・はるさん・・・!"
「とりあえず座りましょうか☆」
優しいっ・・・!
そして、はるさんが手作りしてきた、
『シェパーズパイ』をいただく・・・!
(少しググってみたんですけど、シェパーズパイは、イギリスのミートグラタンのようです)
うめぇ・・・!
うめぇ・・・!
美味しい・・・!
なんっだこれっ・・・!
脳天突き抜ける・・・ミートソース・・・!
ううぅ・・・美味いを過ぎてる・・・!
美味過ぎるっ・・・!
そして・・・スプーンが・・・!
圧倒的・・・!
樹木っ・・・!
竜一などには無い・・・!
比類なき良的センス・・・!
おにぎりまで・・・!
メード・イン・はるさんだしっ・・・!
うあぁあ・・・!
うあぁあ・・・!
たまんねぇ・・・!
満ち溢れるほど・・・!
詰まってやがるっ・・・!
愛という名の具がっ・・・!
『お話をするはるさん』
(竜一フォトギャラリー1)
『はるさんが持ってきたワインと、はるさん』
(竜一フォトギャラリー2)
"我を忘れ・・・!
隙あらば・・・はるさんを盗撮しまくる・・・!
その時・・・!
山雀さんに声をかけられる・・・!"
「うどん食べてみるかえ?」
あぁっ・・・!
すっっっかり忘れてた・・・!
うどん食べなきゃ・・・!
"ついに開幕・・・!
うどん乱舞・・・!"
(後編へ続く・・・!)
後編はコチラっ・・・!
『UDON Lovers 後編/うどん乱舞』
夜の闇と腕とカメラの問題で全体的に画像の質が悪いです。すみません。(;ω;)