あかおか横町ちょこっと市 後編/たいびんび前でオフ会状態

2012.06.24

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あかおか横町ちょこっと市 後編/たいびんび前でオフ会状態

2012.06.24

『前編を読む』


山雀さんのうどんを食べて、「たいびんび」を出た私は、
なにか面白いものでもないかと辺りを見渡していた。

すると、あるブログに掲載されていた画像で見た、
"ドルチェかがみまま"によく似た女性がいた。

「あっ!」と思ったけれども、
とりあえず、私は一瞬合った視線をそらして知らん顔をした。

確信が持てなかったからだ。
知らない人と見詰め合ったりしたら可笑しいではないか。

もう一度、顔を確認して、
改めて自分の中で詳細に判別しようとしていると、
私の判別が終わる前に、女性のほうから「もしや竜一ではないか」と声をかけてきた。

その瞬間、私も確信して、「おぉおぉアナタがドルチェさんか」みたいなことを言うと、
「どうしてわかった竜一!なんでオラがドルチェやとわかった!」みたいに返された。

つまり、やはりその人は、
「イタリアンジェラートの店・ドルチェかがみ」の、"ドルチェかがみまま"だったのである。

ドルチェままも、赤岡に遊びに来たのかと思っていると、
そうではない、出店されているのだと訊いた。

ドルチェかがみ 屋台とドルチェまま
(写真をたくさん撮れて嬉しそうだったドルチェまま)

見ると、たしかに「たいびんび」の向かいには、
赤白緑、イタリア国旗を模したカラーリングの屋台がある。

これは食べておかねば!
うどんのあとにジェラート!最高じゃないか。

ドルチェかがみ ジェラートとドルチェまま
(撮りながら、食べながら、ドルチェままと談笑)

私は、「抹茶」「牛乳」のダブルを選択して頬張った。

すると、舐めるごとに、お口の中がドンドンと茶畑になり、
茶畑を牛が「モォーモォー」言いながら、のんびりと歩きおおす。

思わず私も、「モォーこれホンマ美味しいモォー」と、
「モォーモォー」言ってしまう次第だった。

それから、「たいびんび」前で、
"たいびんびさん"や"ドルチェまま"と記念撮影したりして、
なんか俺、人気作家みたいやー!と、完全な勘違いをし始めていると、

さらに、いつもコメントを書いてくれる"かくれんぼみおさん"や、
竜一のファンだとまで言ってくださる方も現れて、俺こんなに有名やったのか!と益々勘違い。

そして、あの話が良かった、この話が良かった、
こういうところが良い、ああいうところが良い、と、
とにかく、たくさん褒めてもらえて、本当に嬉しくて、ただただありがたかった。

だが、私は「あぁそうですか」というような言葉しか返せず、
ありがたいと同時に、申し訳ない気持ちで一杯で・・・。

ブログではメイドコスプレをしてみたり、
カラオケ動画を上げてみたりと、やりたい放題だけれど、
実際には、ただの根暗な変人に過ぎない。

俺はホンマにアカンわぁ、と落ち込んだ気持ちに、
褒められて嬉しい気持ちが入り混じって、心中グチャグチャと乱れた。

yukiさん
(今日は、ふつつか酔いなのだ!と何度も主張していたyukiさん☆)

そうしていると、「イングホームのブログ」を更新されている"yukiさん"もやって来て、
もはや「たいびんび」前は、オフ会状態に。

yukiさんに会うのは一年ぶり二度目だったけれど、
yukiさんのブログは、いつも更新されるたびに読んでいて、
yukiさんが最近食べたうどんを、すべて把握しているせいか、一年ぶりという感じはしなかった。

やはり、この人が最近どんなうどんを食べているか、
それさえわかれば、人間同士は大体打ち解けられるものである。

何処か昭和の香り漂うレトロな赤岡の商店街で、
いろんな方と話しながら、ゆったりと穏やかな時間を過ごす。

一人で来ているので、
当初は、うどんを食べてすぐに帰る予定だったけれど、
予想だにしていなかった方々と、次から次へと出会えまくって、すっかり長居してしまった。

<そろそろ帰るか・・・!>

車に乗り、赤岡の商店街を抜けて、国道へ出ると、
一気に昭和から現代に引き戻されたみたいな、不思議な感じを覚えた。