幻の山雀うどん 2013年末エディション!

2014.02.03

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幻の山雀うどん 2013年末エディション!

2014.02.03

1月25日発売、ほっとこうち2月号。
美女に囲まれ緊張のあまり、爆笑ものの固い表情で写真に収まる男がそこにいた。

「好きなうどん」
それを訊かれて男は答えた。

「幻の山雀うどんです…!」


寒い日が続いていた、2013年末。
洋間の暖炉に薪をくべていると、電話がかかってきた。

「麺状にした白い粉…極秘ルートで流そうか?」
電話の主は、あの幻の麺師・山雀さんだった。

私は声を、おっぱいみたいに弾ませた。

「ありがたいっ…!いま俺…白い粉が切れてて…幻覚が見えたり…禁断症状が出てたんです…!」

数分後、白い粉が届いた。
粉のままでは、いろいろと不都合がある。
だから、もちろん粉は麺状にしてパック詰めしてあった。

<ダメだ…!早くしないと禁断症状がっ…!>

出る…!出る…!
圧倒的…禁断症状っ…‼︎

震えるお手手……!
プルプルぅぅぅううぅぅ…!

粉たてぬ。

急がねば。
早速、湯掻いて吸引する。

ツヤツヤ、プルンプルンの白い肌。

まずは、醤油で。

弾力、クニュリ。
<おぅぅ…!するっ…するっ…フワッとするっ…小麦の香り…生姜の香りに醤油の香り…!>

進撃する巨人のように…!

炸裂する…!
幻の攻撃力っ…!!

<ぐああぁぁぁぁああ……!
よしっ…よしっ…よしおくん…!!>

山雀さんにいただいたのは、麺状にした白い粉だけではなかった。
ペットボトルに入った飴色の液体。

それは…ぶっかけ出汁…!

<もこみちだったら…ここでオリーブオイルだろうが…俺はここで…この局面で…かける…シビれる…回しがける…!!>

ぶ…ぶ…ぶ…ぶっかけ出汁っ…!!

ぶ…!
ぶ…!
ぶ…!

『豚しゃぶっかけ』
にて、いただきます…!

OH…!YES…!
ウドンマウンテン!

<エッジ全開やぁぁぁっっ……!>

それではご覧ください……。
正面に見えますのが……。

ぶっかけの滝でぇ…!
ございますっ……!

飛沫を上げる…!
ぶっかけ出汁っ……!

おりゃあああぁぁ……!

ざっぱぁぁぁああぁぁん…!

<ありがたいっ…ありがたいっ…!
ありがたいが……しかしっ……!>

そのとき気付く。

温玉…あったのに…!
入れ忘れていたっ……!!

温玉…!2個投入…!
家だからできる贅沢…!

未曾有の豪遊っ…!!

小麦と、ぶっかけ出汁。
おろし生姜にネギ、温玉。

味と香りの全速戦っ…!

ありがたいことで。ありがたいことで。
2013年も年の最後に食べたうどん…年越しうどんは、幻の山雀うどんだった。

アルデンテ = 正義。
This is a UDON.

<ありがたいっ……!>

(※ 特定の店舗を持たない、まさに"幻"の山雀うどん!次回の出店予定など詳細はコチラでご確認ください! → 「山雀さんの圧倒的ホームページ」